SNOWLOGの日記

静かに地道に暮すことを目指します。X(旧Twitter)もやっています。

読書・本

何もなかった原宿がいつから「修学旅行のメッカ」になったのかという記事。小林信彦。

bunshun.jp ムックの記事だそうですが小林信彦氏が1960年代からのことを書いています。小林先生が若い頃に失業して大学院を受験すると偽って池袋の学生用の下宿に潜り込んでからミステリ雑誌の編集にかかわってその出版社から追い出されてテレビの仕事をする…

週刊文春、小林信彦「本音を申せば」最終回以降。7月15日号と「ヒッチコックマガジン」日本版。

(1行開けていますが反映されません。どういうことでしょう?) 週刊文春の小林信彦氏の連載が6月で終わって一週間経過しましたが最新号の読者欄が小林信彦氏の話題でいっぱいです。 といっても読者の方は三人分取り上げられただけですがみなさん昔からの読…

聖文新社が廃業していた!

www.nikkei.com 記事では概要しかわからないが・・・ 開成高校の中原道善先生(故人)が書いた『マスター英文法』が金子書房(まだあったんだ)から出るというので金子書房からは碩学・江川泰一郎氏が書いた名著『英文法解説』が出ているのでライバル本を出…

小林信彦『決定版 日本の喜劇人』(新潮社)を読む。

さて梅雨に向かっていて鬱陶しい季節ですがこんな時は自宅で読書です。 小林信彦氏の最新刊『決定版 日本の喜劇人』を読みました。 旧版を書き直したものですが記述が変わっています。 内容は旧『日本の喜劇人』+『喜劇人に花束を』ですね。『喜劇人に花束…

5月5日「こどもの日」に翻訳ミステリ『災厄の町』を読む。

連休最終日にみなさまいかがお過ごしでしょうか?行政のトップが移動は控えろというので行楽にも行けない今年の大型連休となりました。 こういうときには自宅で翻訳ミステリでも読みましょうか? 先日はレックス・スタウト作品を読んだので今日はミステリの…

5月4日「みどりの日」に翻訳ミステリを読む。

snowlog.hatenablog.com みどりの日です。まえは4月29日が「みどりの日」だったはず。4月29日が「天皇誕生日」から「みどりの日」になって2007年に「昭和の日」になった。 たまつきじゃないけど5月4日が「みどりの日」になった。 というわけであまり天気に恵…

先々月のブログを振りかえれ、2021年5月3日、小林信彦著『とりあえず、本音を申せば』。

snowlog.hatenablog.com 大型連休は本を読んで過ごしています。今年は爽快な天気のGWとは言えないようです。 小林信彦著『とりあえず、本音を申せば』を読み返しています。 週刊文春に連載されたコラムの2020年分です。 映画の話が多いのですが政権批判もち…

昨年のブログを振りかえれ、令和3年5月第①弾、2021年5月2日。

snowlog.hatenablog.com 小林信彦先生の週刊文春に連載しているコラムを単行本にしたのがこの『また、本音を申せば』です。 昨年も読んだのですが、3年分のコラムを3年ぶりの刊行でした。小林信彦先生が脳梗塞の発作を起こして療養中だったからです。 闘病…

週刊文春を2021年1月分から読む。

大型連休は毎年自宅で過ごすことが多くなってきます。行楽にうってつけなのでどこかに出かけたいのですがどこにも行けない状態です。 週刊文春は2010年代から買って読んでいます。水曜日に最新号を買ってきました。 私が買うところがカバーかけているのでき…

大型連休に読む本を考える。 その2

4月最後の日曜日です。みなさまいかがお過ごしでしょうか? 今朝は変な夢をみました。葬式の夢の二本立てです。 昨夜9時に寝て、今朝は3時にいったん起きました。その間にみた夢。 私だけが知ってる知人の葬式にいって喪主ががっかりしているので慰めていた…

大型連休に読む本を考える。

4月最後の土曜日みなさまいかがお過ごしでしょうか?来週はもう5月で大型連休に入っています。 いったいどうなるのかな大型連休は。 戦時中みたいになって酒類の提供はしない街灯も消えるということだそうです。 家にこもって映画みるか読書するしかないよ…

小林信彦『とりあえず、本音を申せば』(文藝春秋)を読む。

みなさまいかがおすごしでしょうか?気温が高くなりました。おもわずあったかにゃ!(暑いにゃ!)といいたくなります。 小林信彦先生の週刊文春連載のコラム「本音を申せば」の2020年分『とりあえず、本音を申せば』を買いました。1998年(平成10年)から続…

再再掲、小林信彦『生還』(文藝春秋)を読む。

snowlog.hatenablog.com ちょっと頭痛がするので脳梗塞が心配です。 若くともなる人はなるようです。うちの家系は肺炎で亡くなったのが多いのですがいつ脳梗塞になるかもしれない。忙しすぎるとよくないようです。 小林信彦先生のコラムはよく読んでいますが…

昨年のブログを振りかえれ、令和3年2月第④弾、2021年2月22日猫の日。

www.snowlog.net 今日は猫の日です。昨年の今日22日は漫画について書いていたので今回は猫と漫画ということにします。 なんか無理やりですがそれでも記事は書けるもので猫の漫画というと猫十字社の『小さなお茶会』という猫の漫画があります。 かつて少女漫…

坂口安吾の未発表原稿が発見される。

news.yahoo.co.jp 作家の坂口安吾の原稿が発見されました。1936年から1941年の原稿のようです。全集などには未収録。 坂口安吾は脳卒中で亡くなったので酒に薬にのイメージですね。 同時代の太宰治や織田作之助もそのようなイメージでくくられます。 「日本…

2020年、皆様、冬至をいかがおすごしでしょうか?

www.snowlog.net 昨年、その前の年と同じような内容なのですが、皆様、冬至をいかがおすごしでしょうか? あと10日くらいで今年も終わります。 空気は冷たいですな。北関東では少し前に大雪になってとんでもないことになっていた地域がありました。 北日本…

ジョン・ル・カレ氏死去、イギリスのスパイ小説。

www.jiji.comこちらはBBCのもう少し詳しい記事。 www.bbc.com イギリス人は世界情勢について語るのが好きである。大英帝国の時代があったからだろう。 さて知人で主にアクションの映像造ってるのがいる。昔々そいつに「『ティンカー、テイラー、ソルジャー、…

評論家・コラムニストの宅八郎氏死去。

news.yahoo.co.jp おたく評論家の宅八郎氏が亡くなった。5月に自宅で倒れて、8月に亡くなったようだ。 喫煙者であり、お酒も飲むし、缶コーヒーも飲んでいたようで小脳出血はなんとなく生活習慣のせいなのかなとおもってしまう。 宅八郎氏についてはあまり…

三島由紀夫没後50年。

news.yahoo.co.jp 作家・三島由紀夫が事件を起こして亡くなってから50年経った。 生きていれば95歳である。うちには三種類くらいの三島由紀夫の選集や全集がある。おそらくは祖父や父が買ったものだろう。 この事件のとき三島は3時間くらい演説するつも…

昨年のブログを振り返れ⑤、作家・筒井康隆氏の御子息・筒井伸輔氏死去。

www.snowlog.net 昨年眉村卓氏のことを記事にしました。昔読んでいた作家さんだったので気になりましたね。 作家の筒井康隆氏の「偽文士日碌」を読んでいたら眉村卓氏が亡くなったことを書いてる箇所がありました。 同世代の仲間を失ったという感じで残念そ…

入店拒否される店にいったことはありますか?

www.snowlog.net 某実業家が広島県のほうにいって餃子のお店に入ろうとしたらマスク着用していない連れがいたので入店拒否されたということが話題になっている。 わたしは食に格段のこだわりはないので飲食店に入店拒否されたことはないのだが (実業家と当…

菅官房長官の著書の中古本が高騰

菅氏「そんなに高くなっているとは」 著書の中古本「10万円」に苦笑い https://t.co/Y3Cxd2DFLM— 毎日新聞ニュース (@mainichijpnews) 2020年9月7日 適正価格というものがあるとおもいます。菅官房長官の野党時代に書いた本が高騰しています。 アマゾンなど…

小松左京『復活の日』、NHKBSプレミアム

www2.nhk.or.jp 8月も終わります。まだまだ暑いです。北海道は涼しいようですが。台風も接近しています。 さて明日の午後9時からNHKBSで小松左京氏の『復活の日』が取り上げられるようです。動画の本はHPBとなっていますのでハヤカワ・SF・シリ…

フレドリック・ブラウン『死にいたる火星人の扉』を読む。

暑いときは怪奇な話や怪談話を聞いて涼むのもいいかもしれません。 SFとミステリの巨匠、ファンタジーの職人アメリカの小説家フレドリック・ブラウンの不可能犯罪ミステリ。 あらすじは8月の暑い日に探偵のエド・ハンターのところに「火星人にねらわれて…

再掲、終戦前後を知るための5冊の本。

www.snowlog.net まあお盆も終わります。特に人に遭わずにすごしていました。 再掲ですみませんが作家小林信彦氏のおすすめの「終戦前後を知るための本」です。紙の本は衰退中ですがわたしは紙の本のほうが読みやすいですね。 興味あれば手に取って読んでみ…

再掲、「炎天」という小説。

www.snowlog.net 暑い日が続きます。暑いときは怪談を聞いて涼むのもいいです。怪奇小説を読むのもいいかもしれません。等々力渓谷に行くのもいいかもしれません。 最近は人の中にいくことが少ないですがなるべく外出しないで自宅で怪談聞くなり怪奇小説読ん…

ロバート・A・ハインラインの『夏への扉』が実写化。

www.fashion-press.net アイザック・アジモフやアーサー・C・クラークとならぶSFの名匠のハインラインの『夏への扉』が実写化されるようです。 ハインラインの代表作かというとそうでもない。 ハインラインはどちらかというと滅茶苦茶な設定の作品(『自…

太宰治のお孫さん芥川賞候補に。

news.yahoo.co.jp 三代続いて作家になるのかということでしょうか。太宰治のお孫さんの石原燃さんが芥川賞候補になっています。(この石原という苗字はお祖母さんの旧姓でしょう。)お顔はお祖父さんににています。お母さんの故・津島佑子氏はお祖父さんに似…

江戸川乱歩と星新一。

アンドリュウ・ガーヴのことを書いたときにイーヴリン・ウォーのことも書いたのだけれどウォーの『名誉の剣』翻訳がようやく出るみたい。 どれだけ売れるのか。途切れなく翻訳は出てほしい。 ノーマン・メイラーが影響受けたドス・パソスの『U.S.A.』は…

最相葉月『星新一 一〇〇一話をつくった人』を読む。

40代でSF界の長老であった星新一の評伝である。 なまぐさいことは育ちがいい星新一にもある。北杜夫にもあった。 星新一は星一のお子さんで異母兄弟もいる。この異母兄についても星新一は取材しているが詳しいことはわからなかったようである。関係者の口…