職場でお化けの話になった。
季節かなとおもった。
空調がない大昔は打ち水や怪談で涼んだそうだ。
怪談ではなくて自分の体験でお化け(かどうかははっきりとわからないが)を
みたことがあった。
西の方の旅館に泊まった時に、お化けをみた。
仕事でホテルに泊まろうとしたがあいにく満室だったので
しかたなくちいさな旅館に泊まった。あまりいい旅館ではなかった。
旅館の経営者は接客態度がよくなかった。
ホテル探すのも面倒だったし、
もうしょうがないなあとおもってそこに泊まって、
食事して寝たのだったが、
深夜に目が覚めた。
うつぶせに寝ていたのだが、左手に何かひんやりとしたものを感じた。
時計かなとおもったら、時計は外してねてるはずだと。
ではこのひんやりは何だろうとおもって、自分の左手をみると
手の甲に手が置いてあるである。自分の右手ではない。
その手の上のほうを見上げてみたら、女性がいた。
若い女性で顔面は蒼白である。白っぽい服装である。
部屋の鍵はかけたはずであった。従業員の女性でもない。
他の客か従業員の女性なら話かけてから部屋にはいるはずだ。
これはいったい誰だろうとおもって、もう一度見上げたら
やはりその女性はいるのだった。
あなたは誰ですかといおうとしたが声が出ない。
その女性も発声しないで黙っている。
これはお化けだ!とおもってお経を唱えた。
宗派は自分の宗派のお経である。
しばらくしたら、なぜかしら寝てしまった。
寝てしまってから起きるまでの記憶はない。
朝になったら、そ女性はいなくなっていた。
旅館に聴いてみようとおもったがやめておいた。
やっぱり出ましたかといわれそうだが、営業上
あたりまえだが、いわなさそうでもある。
他にもホテルでもお化けらしきものをみたが、
そういうのが出るところはあるのだろう。
ちなみにわたしはお酒は飲みません。