光と風と猫。

静かに暮すことを目指します、ブログ名は中島敦の小説から。X(旧Twitter)もやっています。

『筒井康隆、自作を語る』を読む。

読書の連休にしたいので

 

本ばかり読んでいる。

 

筒井康隆氏の作品はかつてよく読んだ。

 

虚人たち』『虚航船団』は傑作だと思う。

 

文学部唯野教授』までは買って読んでいたと思う。

 

モナドの領域』は買ったけどまだ読んでいない。

 

全集は買ったがすべてを読んではいない。

 

20巻くらいまで読んでいる。

 

かつてはSFやドタバタ喜劇の作品が多かった。

 

徐々にメタフィクションの作品が増えて

 

純文学の作家になった。

 

いまでもSF作家なのだろうが。

 

某団体と表現でもめて抗議されて、断筆宣言をして話題になった。

 

団体とはあまり関係なく、実は自主規制の問題で

 

永年鬱憤がたまっていたのが、キレてしまったようだ。

 

時をかける少女」や「七瀬」シリーズが有名であるが。

 

元は短編作家なのだとおもう。短編か中編くらいの長さの作品が

 

いいと思う。

 

「問題外科」「パチンコ必勝原理」「関節話法」「日本以外全部沈没」がいいと思う。

 

というと、趣味が悪いなあと言われるが、この作品は好きである。

 

長編では『俗物図鑑』『大いなる助走』が好きである。

 

人間の愚かさや醜さを拡大してみせるような作品が好きなのである。

 

筒井康隆、自作を語る』(早川書房)では作品のリストがあって

 

それで読んでいない作品を読んでみたいと思う。

 

早川書房から出たというのもいい。

 

一次期、SF作家は早川書房の作家への対応を巡り

 

雑誌から離反したが

 

筒井はそうでもなかったのだろう。

 

一般紙で売れていたので。

 

それとも長年のわだかまりなどはもうないのだろうか。

 

 

筒井康隆、自作を語る

筒井康隆、自作を語る

 

 

 

モナドの領域

モナドの領域