光と風と猫。

静かに暮すことを目指します、ブログ名は中島敦の小説から。X(旧Twitter)もやっています。

Huawei(ファーウェイ)の幹部がカナダで逮捕。

 相変わらずあまり明るくない話題で

すみません。


 他のブロガーさんのブログはたのしい。

動物の画像をアップしていらっしゃる方がいる。

ねこちゃんやうさぎさんなどどうやって撮影しているか?

本当に上手い。


 うちのねこは昔からそうなのだが、

撮影しようとすると

察して逃げてしまう。子供もそうだった。

母猫が教育していたのか?

近所の犬やねこも、撮影しようとする

やはり逃げてしまう。



 フランスのデモで一部が暴徒化して

パリでブランド品などを略奪しているようだ。

抗議デモをしている人のユニフォームの

黄色のベストを着用している人も

略奪しているようだ。

 デモはともかく、破壊や略奪はダメだろう。

欧米のデモは暴徒化すると次は略奪というパタンである。

こまったものだな。

こういうときは日本人でよかったなとおもう。


 さてここから本題である。

報道によると、

中国の通信機器大手のファーウェイの

最高財務責任者である孟晩舟氏が8日にカナダで逮捕された。

香港に行く途中にカナダに依った時に逮捕である。

アメリカは避けていた。

ゴーン氏の逮捕に似ているがゴーン容疑者は

日本で逮捕されるとおもっていなかっただろう。


 孟氏を逮捕する瞬間を待って狙っていたのだろう。

そこはゴーン氏逮捕と同じだ、違うのは、

孟氏は身に司直の手が迫っていると察知したようで

香港からメキシコに向かう途中にカナダ経由でいくことにして

アメリカにいくことは避けていた。


 逮捕された段階で孟氏がアメリカ当局から詐欺容疑を

掛けられたことが明らかになった。

孟容疑者は、トンネル会社を通じて経済制裁中のイラン

と取引を行っていたということのようだ。

そしてその取引のことは、金融機関に虚偽申告をしたようだ。


 制裁中の国との経済活動を行うとは逮捕されることはある。

わたしは将棋や囲碁やチェス等のゲームが好きである。

もう亡くなったが、元チェス世界王者のボビー・フィッシャー氏は

国連制裁下のユーゴスラビア(当時)でチェスの試合を行い

この賞金を得た。しかし、このことは経済活動を行うことであるので

違法行為ということで、

アメリカはフィッシャー氏のアメリカ国籍をはく奪した。


 フィッシャー氏は1972年にソ連の王者を破り

はじめてのアメリカ人王者という

その輝かしい実績にもかかわらず、

アメリカは国籍をはく奪し、禁固刑を科したのだった。

アメリカに戻れば拘束され、禁固刑である。


 アメリカに帰れないので、東欧やアジアを転々としていた。

2000年代には日本にいて、

日本人女性のチェスプレイヤー渡井美代子氏と

事実婚の状態になっていた。


 
 孟氏の場合はずいぶん違う。

孟氏の場合は、裁判所に保釈請求却下を求めるために

孟氏への審問に参加したカナダ政府の弁護士は、

孟容疑者には、金融機関に対する詐欺を

行おうとしたものであるというものである。


 容疑が掛けられており、もしも裁判で有罪となってしまえば

最悪30年以上の禁錮刑の判決が出るかもしれないと説明した。


 弁護士によると、孟氏はアメリカの

金融機関にファーウェイと別の会社の

2社の間には直接の関係はないと説明していた。

実際には、その別の会社というは

ファーウェィの別会社であったという。

その別の社による対イラン制裁違反の取引は6年間の間

行われていたとされる。


 弁護士はまた、孟容疑者がこの問題に対する捜査を察知して以降、

アメリカ入国を避けていたことや、カナダとのつながりがないこと、

財力と人脈が豊富であることから、

カナダ経由で逃走の恐れがあると主張した。


 日本政府は中国通信機器大手のファーウェイと

中興通訊の製品を政府調達からは排除する方針を固めた。

このことについて、在日中国大使館は9日までに

この日本の方針は両国の経済協力のためにはならず、

反対を表明する、と日本を非難する声明を出した。


 7日の声明は、製品にはリスクが存在するとの証拠はないと強調し、

この問題に重大な関心を持っているとした(それはそうだろう)。

中国の法律はいかなる機関にも、通信傍受などの権限を授けていない

と主張している。


 とはいってるものの、国や法律では権限は授けていない

というのはあたりまえだ、これは建前ではないか?

民間ではやってはいないとはいっていない。

ファーウェイへの中国政府の介入はすさまじく

実際、半官半民企業みたいなものだ。


 つまり国としては機械を使っての通信傍受はしていない

が民間がやっていないという可能性はないということだ。

 
 ドコモ、auソフトバンクのサイトには

まだファーウェイの製品の画像と説明がある。

明日も掲載されているのだろうか?

 追記

12月10日、携帯大手三社は

日本政府の方針を受け中国の製品を

除外する方針を固めた。

ファーウェイの技術と経営

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渡井氏の本。

図解 早わかりチェス―初歩の定石と必勝のコツ

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スパスキーVSフィッシャー
ルポルタージュ

白夜のチェス戦争 (1978年)

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