光と風と猫。

静かに暮すことを目指します、ブログ名は中島敦の小説から。X(旧Twitter)もやっています。

戸籍のないまま亡くなった方。

大久保利通

原敬もやつあたりで殺された。

 政治家の小沢一郎氏は、大久保利通原敬田中角栄

尊敬しているが、小沢氏も含めて全員マキャベリストである。

 鳩山由紀夫氏は科学者としての業績はあるが、

政治家としての資質は、管直人野田佳彦に及ばない。

当然、小沢一郎にも及ばないと思う。

  六本木の「文喫」について書こうとおもったが、別の機会に。

さて本題です。


 報道によると

今年の10月、福岡県内のアパートの一室で、

30年連れ添った内縁の妻の遺体を遺棄したとして

70代の男が逮捕されている。

遺体遺棄された妻は生前にはユミコと名乗っており、

 この女性は一時は仕事もしていたが、

福岡県警が調べても身元はわからなかった。

 免許証や住民票もなく、戸籍のない状態であった。

内縁関係にあった容疑者の男も

妻がどこの誰だったのか分からないといってるそうだ。

 容疑者の男は住所不定無職である。

逮捕起訴されたが、

10月頃に内縁関係にあった妻が亡くなり、

その遺体を遺体を遺棄したとされる。

遺体は傷んでおり、死因の特定はできなかったようである。

福岡県警が調べても、結局、その妻のの身元は

わからなかった。

 遺棄した被告は妻とは33年前、

北九州市内の飲食店で知り合った。

当時、その女性には4歳ぐらいの子どもがいたが、

数年後に一緒に駆け落ちしたという。

 その女性は自分の生年について語っており、

死亡時は53歳であったということになる。

 警察はは、飲食店関係者や区役所に聞きこんだが、

ついに身元は特定できなかった。

 2016年ごろ、その内縁の妻は仕事を辞め、

被告の年金で暮らしていた。

妻は一度も病院に行ったことはなかった。

昨年から徐々に体調が悪化して、目が少しずつ見えなくなり衰弱していった。

 被告は病院に連れて行くため、身元がわかれば保険証や身分証が

つくれるので、いってほしいといったのだったが、

妻にはついにいうことはなかった。

 その年の10月下旬に亡くなった。

遺体を部屋のおき消臭剤でにおいをごまかしていた。
.
 アパートの取り壊しが決まった今年の9月に

被告は妻の遺体を遺棄して逃亡した。

 この内縁の妻は無戸籍者であった可能性がある。

日本国内に無戸籍者は1万人いるといわれている。

戸籍がないと行政サービスが受けられない。

 職にもつけない。病院にもいけない。

最近は事実婚にも寛容になっているが、相手の戸籍がないと

なにかと不便である。結婚もできない。

仮にお金があっても、子に残せない。相続もできない。

  日本は就籍という制度があるので

戸籍の取得は可能である。


 この制度のことをしらない人が1万にもいるとおもう。

しっているのかもしれないが、あえて出自に負い目があるので

ないという人もいるかもしれないし、親が出生届を

出さないかった場合もある。

 日本は1万人だからまだいいとはおもう。


 中国の人口を研究している方がいっていたが、

お隣の世界第二位の経済大国では

戸籍がない人が数千万人以上いるといわれている。

一人っ子政策の弊害がでてきている。

昔は、中国の一人っ子政策の問題点として

 1、過保護によって頑固でわがままになる。

 2、労働力がほしいのでこっそり産んで
   
   出生届を出さないという戸籍がない子供がいる。

 3、男女比のアンバランスでで男性が増える。

 4、高齢化社会になる。

が指摘されたいたのだが、

これをまとめると

「戸籍のないわがままなおじいさんが増える」

というのである。

わがままなおじいさんは最強である。

クーデターでも起こすのじゃないか。


最後まで読んでいただいてありがとうございます。


中国の「一人っ子政策」―現状と将来 (岩波ブックレット)

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