光と風と猫。

静かに暮すことを目指します、ブログ名は中島敦の小説から。X(旧Twitter)もやっています。

安かろうを排除すると、高いのを使わなきゃならなくなる。


 ファーウェイの社員2人がiPhone

使って投稿して処分されてしまった。

ブランドイメージが落ちるからだという。

 アメリカの要請でファーウェイの幹部がカナダで逮捕だが、

中国もやり返すようにカナダ人をさらに拘束している。

 大人気ないなあと思う。

 ファーウェイは昨年からアメリカ日本欧豪ニュージーランド

ほぼ世界中から排除されてしまった。


 特許法の先生に「人類のいちばんすぐれた発明ってなんだとおもう?」

ときかれたことがある。

特許が専門の先生だったので、「それは特許じゃないですか。」と答えたら

その先生は「人類のいちばんの発明は市場なんだよ。」とこたえた。


 ファーウェイが市場から排除されてしまうと

市場の競争力が失われてしまうのではないか。

買うのは安いからであるのだが、安いのがいないと

高いのをかわなきゃならなくなる。

 たしかに、安かろうが’(実は)悪かろうで

何かが入っているかがわからない製品を買わないのは

安全である。


 高いのしかいなくなるとあたりまえだが

それしかない高いのを買わなくなければならなくなる。

 1か月前に、ソフトバンクの携帯で大規模通信障害が起きたが、

これはスウェーデンの通信機器大手エリクソンのソフトが原因で

あった。

認証がきれたソフトを使っていたのであった。

そのような大失敗があった後は、

その会社の株価はどっと下がるものだが、

エリクソン株は上昇していた。

フィンランドの通信機器大手ノキアの株も値上がりしていた。

これはファーウェイに世界が警戒しているから、

エリクソンノキア

株価が上がっていたのだろう。

 強力な第三極がいない選挙みたいなもので

二大政党ならその政党の候補に投票するしかない。

選挙なら棄権もありうるが。
 
 高かろう悪かろうというのはあまりないが

あったら最悪である。実際一回はあったわけだ。

エリクソンは謝罪しているが。


 ファーウェイの幹部の孟晩舟氏は、

アメリカの対イラン制裁違反容疑でカナダで逮捕された後に

 日本政府はすぐに中央省庁などが使用する製品・サービスなどから、

ファーウェイ製品を排除している。


 ファーウェイは、モバイルインフラ市場では1位で

全体の3割くらいを占めていた。

次ぐエリクソンも3割弱くらい、3位のノキアが2割くらいだった。

4位は1割強のZTEであったが、

ファーウェイと同じようにZTEも

世界からはじかれようとしている。。

 3割と1割を占める会社がなくなるので、

エリクソンノキアの株があがっていたのだろう。

それはブランドイメージもあるだろう。


 安かろう・低価格帯の通信設備の

製品があれば求めやすくなるので

ファーウェイはそのような需要に応えていたのであった。


 市場がエリクソンノキアの寡占になると

モバイルは高いのを買わなければなくなる。


 しかたなく買うのである。

どこぞのボクシング協会の偉い人のお孫さんの

会社の製品を買わされるようなものである。

 (そこまでひどくはないが。)

市場には寡占ではなく、競争があったほうがいい。


  iPohne登場から、すべてがかわってしまったのだが

韓国と中国はすばやく対応した。

日本と台湾はモバイルから

消え去ってしまったようだ、

パーツを提供してはいるのだけれど。

格安スマホについても書こうとおもったけれども

長くなるのでまた別の機会に。


最後まで読んでいただきありがとうございます。