1月19日も大学入試センター試験である。
理科の基礎と、
数学Ⅰ・AとⅡ・Bと
理科(物理、化学、生物、地学)である。
化学基礎は文系も受ける。
最後の理科の科目の選択で
不公平はあまり生じないだろう。
数学Ⅰ・Aは前の課程で
軽視されてきた幾何が復活している。
しかし、2日目のコアは数学Ⅱ・Bだろう。
数学Ⅱ・Bの第1問と題2問は必須問題である。
2015年のように、平均点が一気に下がった年もあった。
三角関数は七倍角の問題が出題されたことがあった。
七倍角の公式なんかは高校生は知らないとおもうがのだが、
これは加法定理をマスターしていれば解ける問題であった。
指数関数は連立方程式を解くのみ。
式変形に失敗すると与式に戻ってしまうけど。
文系はとまどったとおもう。
数列もそれほど難しい問題ではないが、
漸化式で戸惑った受験生も多かったらしい。
ベクトルはやさしい問題である。
このように理文で不公平になる年もあるが
おおむね妥当な出題をするのが
センター試験の数学である。
数列・ベクトルを選択する受験生が多いと思うが、
多い分みんなできるか、みんなできないかで
この選択は不公平感がない。
もちろんできたほうがいいのだが。
実は確率分野を履修していれば、確率をやったほうが
楽だと思うが、大半の受験生が
数列・ベクトルを選択するだろう。
受験生はつねに冷静に対応してほしい。
意外に数学はメンタルに作用される科目である。
心は熱く、頭は冷静にである。