SNOWLOGの日記

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NHK土曜ドラマ『みかづき』と塾経営。

 NHKのドラマ『みかづき』は 

カリスマ経営者と塾講師で

塾経営をしている夫婦の話である。

原作は森絵都氏の小説である。


 落選してしまったが豊田真由子元議員の

御両親も千葉で塾経営をしていて

評判はよかったようである。


 この小説の塾のモデルはあるのだろうか?

カリスマ塾の経営者は永作博美さんが演じている。

教え方が上手い講師は高橋一生さんが演じている。


 高橋さんは能力があるが欲があまりないような

男をよく演じている。

 『民衆の敵~世の中おかしくないですか?!~』の

政治家の二世役でもそんな感じだった。


 設定は昭和の東京オリンピックの時代からである。

塾は公教育からは批判されつづけてきた。

みかづき』でも学校教育が太陽なら

塾は月であるという。


 現実は、今では塾は公教育に食い込んでいる。

東進や河合塾がそうである。

 学校法人の駿台予備学校代々木ゼミナール

先代の経営者はカリスマ経営者だったとおもう。

講師もよかったと思う。

中学や高校へも営業へいっていた。


 餅は餅屋なのである。

学校の先生はなにかと忙しい。

忙しすぎて倒れる方もいる。

 塾ではないが、日本一教育にお金をかける埼玉県では

業者テストを実質的に長年利用している。


 都内の進学校にも塾みたいな中高一貫校も増えた。

先取りをして高2までで基礎事項を終えて

受験学年はひたすら演習するという高校である。

 問題集の解答も配布しているところもある。

これは賛否両論だとおもうが

 教師の解説や解答をまっているより

自分でじゃんじゃんすすめられるのなら

いいのではないか。


 少子化で斜陽産業になってきたが、

今は塾なしでは受験はできない。

生徒の奪い合いもしている。

 駿台予備学校代々木ゼミナール

昭和30年代は地味にやっていたそうである。

大きくなってからはドラマのように

講師の引き抜きをやっていたり

地方に進出して、地元の塾を

つぶしていったこともあった。


 独学でも合格する優秀な子はいる。

私立の進学校ではなく

地方の公立高校出身で

都内の難関大学に現役合格した子もいる。

そういう子は例外だろう。


 たいていは株式会社の大手の塾に通うのだが

大手ではない塾でも面倒見がいい塾がある。

合格率が高いところもある。

 大阪大学京都大学の物理の問題に

出題ミスがあったと問題になったが

合格していたはずの受験生は

災難である。

他大学への進学した学生もいるし

予備校で勉強していた学生もいた。


 この大阪大学の物理の問題の出題ミスを

指摘された方は大坂の予備校の物理の先生と

新宿区内の数理塾の物理の先生であった。

この新宿の塾は有名な数理塾であった。


 『みかづき』の中で高橋一生さんが演じる塾講師が

街中の塾で終わればいいんだというようなことをいうが、

 知人の塾経営者で似たようなことを

言ってる方がいたので驚いた。

 事業展開などしなくてもいいというのである。

その塾は今も盛況である。

 しかし、やはり展開したいという経営者もいる

若い講師を雇って展開している

が、上手くいってはいないようだ。

塾の名前がころころ変わっている。


 今はDVDや動画で授業を配信している塾もある。


 公教育ではつまらない授業でも

役に立つ授業はあるのだけれど、
 
 塾の場合は結局は人間力というか

その先生や塾の魅力で

生徒は集まるのじゃないだろうか。


 最後まで読んでいただいてありがとうございます。


駿台予備学校 by AERA (AERAムック)

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