SNOWLOGの日記

静かに地道に暮すことを目指します。X(旧Twitter)もやっています。

人工透析中止、20人のうち複数人が死亡。

 ちょっと問題がありそうな先生ですね。


 報道されていることが事実であるという前提ですが、

京都市部の公立病院で人工透析治療をしない

選択肢を外科医から提示された40代の女性が死亡した問題で、

 外科医は昨年、終末期ではない80代の女性と

70代男性に治療中止の選択肢を示し、

いずれも断られていました。


 シャントに障害が発生した場合などに

「治療中止の選択肢を必ず提示している。」と

当の公立病院の外科医は話しているようです。

 関係者によると、腹腔に透析液を入れ、

腹膜を利用して老廃物を除去する

腹膜透析をしていた80代女性は昨年3月、

腹膜が使えなくなったため外科医に相談しました。

 腹膜透析は管理がしやすいので、自宅でもできますね。

腹膜透析から人工透析へ移行する人も多いです。

 外科医は女性の親族に対し、

首周辺に管を入れて透析を継続する治療法と

ともに「中止する選択肢もある。」と話したといいます。

 親族は

「『透析する人は国のお金をたくさん使っているので、

もう透析はしないでほしい』と言われたように感じた。」

といっているようです。

 結局、女性は管にしたが、ショックを受けた親族は

治療中止の選択肢を示されたことを女性に明かせなかったといいます。

 また昨年11月には、

40年以上透析を続けている70代の男性が、

血液交換のために針を入れる

シャントの検査で病院を受診したところ、

当の外科医から「透析をそのままやっていくのか?」

「今後分路が使えなくなった時、透析をしない選択もある」と

中止の選択肢を示されたといいます。

この70代の男性は承諾しなかったそうです。

 男性の妻は「今までそんなことを

言われたことは一度もなかった。

医療が変わったのか」と言い、

男性も「家族もいて、自分だけで決められない」と

戸惑ったといいます。

 シャントに障害が出た場合などに

「透析中止の選択肢を必ず提示すると、

透析継続という選択肢を取らない決定も

当然あるべきだ。」と

当の外科医は話しているようです。

 そのうえで、透析は延命治療で、

腎不全は治らないことを

理解した上で患者が治療法を

選ぶべきだと主張しているようです。


 腎不全は治らないから、透析やっているのだと思いますがね。

「適正な選択の話を聞いていないから患者は衝撃を受ける。

最初から聞いていれば普通に考えられる。」とし、

「『さじを投げられた』と感じる患者もいるが

 仕方ない。」と話しています。

患者が思うならともかく、医師が仕方がないって話すのは

ないと思います。


 この病院では2013年以降約150人の患者のうち

終末期ではない患者が20人透析中止して、

複数人がなくなっているとのことです。

東京都は、医師がきちんと説明したのか? 

透析中止する患者の意志決定が

はっきりと行われたのか、疑問があるので

調査するようです。


 日本の透析技術は世界でもトップレベルです。

でも、人工透析やめたら1週間で亡くなると思います。

日本では尊厳死が法制化されていません。


 すごい話ですね。極論本や医療否定本は売れますが、

報道が事実ならば、実際に実践する医師がいるということです。

 医療の知識は医療関係者に偏在しているので、

患者は断れないという状態もあるのでしょう。

医療の敗北って感じです。


外科医のというのもよくわかりませんね。

説明した医師が外科医なのでしょうか。

腎不全なら泌尿器科か腎臓病の専門医じゃないのでしょうか?

シャント造るのは外科医でもできますが。

腕がないのか?


 高齢化社会で、腎臓病は増えています。

食が欧米化して、糖尿病から腎不全になる

患者さんが多いです。


 在京の某テレビ局の職員だった人が

「自業自得の人工透析患者なんて、

全員実費負担にさせよ!

無理だと泣くならそのまま殺せ!

と発信して物議を醸しだしたことがありました。

意外に、この御仁の主張に同意する人もいて驚きました。


 確かに透析剤は高額で、抗がん剤よりも高いです。

医療費を圧迫しています。

ただし、医療を受ける人に高額の負担が

かからないように公的助成制度が確立しています。

腎不全は特定疾病になっているはずですが。


 医療も金次第になってゆくのでしょうか。

アメリカみたいにもう金しかないなあ

の世界になってゆくのでしょうか。

日本もそうなるのか?

混合診療ではすでにそうなっているのですが。



 最後まで読んでいただいてありがとうございます。