今朝のNHKFMの
クラシックカフェの
プログラムは
曲であったようです。
暑くはないのですが、
暑いときは北欧やロシアの作曲家の
作品を聴くと涼むことができそうです。
似たようなことを
考えるものです。
四万六千日、お暑い盛り
暑いときには
落語の「船徳」聴くのもいいです。
暑いときの噺ですから
さらに暑く感じてしまうかもしれないです。
7月9日、10日
この日の縁日には四万六千日分の
御利益があるといいます。
126年分の長さの
御利益が続くのですね。
四万六千日のほうずき市は
7月9日、7月10日に
とても行ける時間帯では
ないのが残念です。
ふたつの寺の年中行事だそうですね。
もとは芝の愛宕神社で
やっていたそうです。
四万六千日分は効く効く。
お客さんもどっと来る。
池上本問寺のお会式みたいなものです。
10月の二日のお会式の日だけで
池上本問寺の近所のお店は一年の売上
の半分以上を売り上げる
のだそうです。
さて四万六千日、
「四万六千日、お暑い盛り」
というのは
八代目・桂文楽の
「船徳」ですね。
暑いときにでも
出かけなきゃならない
てのは理不尽だ。
暑くて歩きたくもないから
船で行こうとする客が現れる。
みんな暑くて
船頭たちもではらっている。
まともな船頭がいないなか、
放蕩ものの若旦那が
船頭をはじめる。
とうぜん船頭なんか
ほとんどちゃんとやったことがない
転覆させたりして
下手なのだが、
自分ではそこそこできるつもりでいる。
隅田川に行こうとするが
神田川との合流地点で
船がグルグルとまわってしまいます。
棹流したり、石垣につけたり、
客はさんざんな思いをさせられます。
結果、
ネタバレは避けます。
名匠たちの噺を聴いてみてください。
古今亭志ん朝師匠は
なんで四万六千日をこんな暑い日に
するんだろうか?
そりゃその日にきまっているから
仕方がないのですが
暑さを演出している。
暑いけどみんな我慢して
歩いてほこりがきて
アベカワになりそうになっても
四万六千日のために
いくのですよ。
柳家小三治師匠は
暑い暑いと毎回いっていれば
今年の暑さも並みの暑さに
なるんじゃないですかねと
真顔で話すのが柳家らしい。
そこはかとなくおかしい。
最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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