この件も高齢者が
被害を受けた事件でした。
年金保険と生前贈与保険が
今は人気です。
保険会社のターゲットは
高齢者と中高年ということになりますね。
日本郵政に委託している
保険商品の販売を一時休止するように
申し入れたことが
7月19日までに分りました。
全国各地の郵便局で
かんぽ生命保険商品の
不適切販売が
発覚したためですが、
日本郵便側は対応については
協議しているといいます。
同様に、不適切販売をついては、
業界第4位の住友生命保険も
日本郵便に対し、
販売委託する医療保険の
積極的な営業を自粛するように
要請しているようです。
自社の信用問題になりますからね。
かんぽ商品とセットで販売されており、
日本郵便は営業を控えています。
アフラック生命保険は
対応については未だわからないとしています。
外資系はしがらみないのか
日本の規範意識に疎いのか。
N産の元会長みたいに。
日本生命が委託しているのは
外貨建ての「変額年金保険」です。
契約者が支払った保険料を
保険会社側が運用する商品で、
実績に応じて受取額が
変動するリスクがあります。
この商品は全国で1000カ所
くらいの郵便局が扱っています。
運用に失敗して
まったくなくなったりして。
厚生年金で、
AIJが運用に失敗して
2000億円なくして
90万人分の年金資金が
なくなった事例が
7年前にありました。
2000万円用意しろという
公的年金みたいですね。
郵便局は地域に根づいて
信頼されてきました。
不正営業の発覚で窮地に立つ
日本郵政グループですが
民営化から12年経ちました。
長年、地域に信頼されてきた「郵便局」では
郵政民営化された2007年の
10月時点のかんぽ生命の
保有契約件数は5000万件超えていましたが、
年々済々減って行き、
2018年度末についに半分くらいに
なってしまいました。
半官半民なので民業圧迫しないように
規制が強いです。
新規商品はなかなかつくれない。
地味にやっていますが、保険業界のビッグ4
に比べれば
競争力は低いです。
低い競争力で戦わなければならないので
「不適切な販売」となるのでしょうね。
不適切なという微妙な表現を
メディアはしていますが
あきらかに不正です。
かんぽ生命の
強引な勧誘は
保険業法に触れるおそれが
あります。
営業ノルマは辞めるそうですが、
日本郵政グループは
信頼を取り戻すことが
できるのでしょうか?
最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。