SNOWLOGの日記

静かに地道に暮すことを目指します。X(旧Twitter)もやっています。

『監察医 朝顔』を視る。



 ドラマの話が続いて

恐縮です。


 なんとなく気になるドラマ。

主演は上野樹里さんであります。

 上野さんのいちばん好きなドラマは

オレンジデイズ』です。

今はお辞めになってしまった俳優さんの

演じる男の妹役で

 主役ではないが

印象にのこる役です。

あと、

ラスト・フレンズ』の

レーサーの役はいいとおもったが

あまりあっていないと思う。


のだめカンタービレ』や

『江~姫たちの戦国

のほうが向いていると思います。


 『監察医 朝顔

 けっこう重たい役である。

年齢重ねて

このような役ができるようになったとも

言えます。


 俳優の必然性のようなものであると

思われます。

 一つの役のイメージに制限されるのを

嫌がる俳優さんもいます。


 その逆の俳優さんもいて

綾瀬はるかさんや休業中ですが

堀北真希さんは

そうですね。

 
 みごとなまでに

仕事を選んでいない。

 世間が綾瀬はるかさんに

求めるであろう役を

演じている。

 CM出演も

大河女優が醤油やハンバーガーの

CMをやっているのである。

昔なら考えられないことだった。


 堀北真希さんも

昭和期の女性のイメージを想起させる

役を演じ続けています。

(『ミスパイロット』や『まっしろ』もありましたが)


 上野樹里さんは深刻な感じで

監察医を演じる。

 刑事ドラマやミステリのドラマは

パタンが決まっていて

 変わり者やはみ出しものの

刑事や元刑事が実は名刑事であって

その人たちが組織と反目しながらも

活躍するドラマか

 女優さんの場合は

聖女のような科学者が登場するドラマである。

『監察医 朝顔』は後者だろうなと

思います。

 先駆は『科捜研の女』ですな。

ただし、女性版は必ずしも成功しない。

 『監察医 朝顔』は上手くいっている

ほうだろう。

 朝顔の仕事するうえでの

行き悩みが

出ているのだが、

どうしても心理描写や

捜査する女性の生活が描かれる部分が

多くなる。

 これは女性の聴取者向けに

そうなっていると思います。

 これは男性が主演の

ドラマにはないもので

男性が主役なら、

そこは(深刻なものであっても)

相対化されているか、

現実離れした

極端な環境にあるとか

(感情移入しにくいし、

その必要性もない。)

比較的あっさり描かれるか、

まるきり生活も描かれない。

 『相棒』の杉下右京の私生活なんか

描かれないでしょう?


 『監察医 朝顔』は

科捜研の女』のエピゴーネン

ではなく、天才的な科学者ではなく

リアルであるが

フィクショナルな部分もある

監察医を上手く描いていると思います。


 優れたドラマは

女性が演じて

女性がよく視ているものだと思います。

漫画や小説もそうですね。



最後まで読んでいただいて

ありがとうございます。