光と風と猫。

静かに暮すことを目指します、ブログ名は中島敦の小説から。X(旧Twitter)もやっています。

『相棒』 SEASON18 最終回「ディープフェイク・エクスペリメント」を視る。






 今日は二時間の最終回である。

杉下右京は青木とチェスをしている。

冠城は角田課長と

杉下のことを話している。

 最近右京の推理力や注意力が落ちている

という話である。

 殺人事件であろう

ご遺体が発見される。

 女性が発見者である。

発見者があやしい。

 遺体・被害者の秘書が

怪しい。

 このことを発見者である秘書は

隠しもしない。

 被害者の部屋に自由に出入り

できたようである。

 捜査一課が捜査に乗り出している。

被害者は官邸に関係がある会社経営者・桂川のようだ。

ここで出てくる人物がだいたい

判ってくる。

 国防技術アドバイザーという肩書があった。

防犯カメラの活用で

不審者は特定しやすいと冠城はいう。

 被害者は刺殺にみせかけられて

窒息させられて死んだようである。
 
 そうとう恨みをかっていそうである。

社課長登場。

 防犯カメラから桂川

いっしょにいた女性が特定された。

この女性は魅力的である悪役のようだ。

 政治と犯罪の関係は

相棒の重要テーマである。

 社課長は杉下を気遣う。

社はなにか知っていそうである。

 被害者は助けを求めて

スマホを操作しようとしたが

その手を犯人に踏みつけられている。

 なんとも残酷なことだが

やはり被害者はそうとう恨みをかっていそうである。

 青木の同僚は特命の協力を拒む。

青木の同僚は杉下に推理力減退症候群と

いってしまう。

 特命係は捜査資料をもとめて

青木に合う。

 現時点での最大の捜査資料

を提供する青木であった。

 被害者といっしょにいた女性は

内閣調査室の柾ようこという職員である。

 (なんか厚労省の女性官僚の不倫疑惑の事件を

元にしたような感じである。)

 動画は偽物である可能性があるという

「可能性」に右京は言及するが

とうの柾が認めているので

その「可能性」は否定された。

推理力減退症候群か。


 政治家と女の関係が出てくる

が、軽妙な感じで

昭和臭い。

 こういうのってなくならないのね。

定型的で『相棒』も俗化してきたなあ。

 アイディアが思いつかなくなったか。

場面はかわって

大学の准教授に

捜査一課はあいにいく。

 准教授は自宅にいた。

証人は猫である。

 猫の名前は「まだない」。

AI専門の准教授のスポンサーは

桂川であった。

 スポンサーがいなくなって

しまう。

 謎の美女(柾)は

フォトスというメディアにスクープされてしまう。

演じる女優は

遠山景織子

(「高校教師」から28年!)

 大河内は特命に

動画を押収しろと命じる。

 神戸尊も出てくる。

どっとキャストが出てくる。

 船頭多くてしてじゃないが

人が多く出てくる。相棒オールスターである。

 花の里がなくなって

推理力減退になったということを

杉下は大げさに否定する。

 この辺はファンへのサーヴィスであろう。

フォトスのサイトが改ざんされる。

 犯人は内閣調査室であろうか?

社美彌子は

内閣調査室ならやりかねない

という。

 こまったことになっている。

それでも社は詳しく把握していないという。

カウンターインテリジェンスセンターに

柾は配属されていた。

 こういう状況にしか社はでてこれない。

(実はこのキャラクターはあまり好きではない。

 でてくる必然性が感じられないからである。)

 捜査一課はクラブを操作する。

正木が喧嘩している

クラブである。

 片山議員も出てきた。節操もない。

最終回的な悪乗りもある。


 サイト改ざんは内閣調査室の

しわざらしい。

 今回は中園参事官が多く出てくる。

この俳優さん勇退するのかな?

 しかし参事官は

内調の事件の捜査はやめろと

いちおういう。いちおうである。

コメディみたいな会話が続く。

 柾傭子は失踪する。

この時点である。

 動画が不正でフェイクである

可能性があるということが

右京は言い出す。

ディープ・フェイクという。

 社課長が

官邸から圧力を受けたようだ。

 ここでもコメディみたいである。

全能の神のような右京も

苦戦しているといえる。

 
 准教授のアリバイは

完璧だった。

アリバイには映像である。


 伏線はあって

政治家と関係があった

女性が

花の里のかわりを

みつけた

ということで

甲斐は

件の女性が出てくる。

 オールキャストで

みんなが右京を心配している。


予定調和的だが

 古畑任三郎にも

こんな回があったなと

おもった。
 
 
 ミステリなので

ネタばれは避けます。

 ただし犯行の動機は
意外なものではありません。

今回のポイントは

フェイク動画である。

 相棒も煮詰まってきた感じがしますね。

(余裕があって遊んでいるとも思われますが)