コロナウイルスと昨年の記事ばかりでは
つまらないので
小説の話でも
書きましょうか。
ということで
すぐに読むことができます。
講演のついでに佐渡に行くことになった(した)
作家が
死ぬほど寂しい佐渡になんかにいきたくない
とかおもいながらも行くのだが
その様子がおかしい。
落語みたいにおもえて
おかしいのである。
島が大陸のようにみえたり
ぱっとしない旅館や料理屋が出てくる。
名所らしい名所もない。
旅愁を感じたりもしない。
ぐちぐちと佐渡に対する不満が
書き込まれ
あいかわらず「へどもど」したり。
筋らしい筋もなく
エピソードもなく
何事も事件もおきないのですが
一回読むと
また読み返したくなる魅力のある小説です。