大型連休は本を読んで過ごしています。
今年は爽快な天気のGWとは言えないようです。
小林信彦著『とりあえず、本音を申せば』を
読み返しています。
週刊文春に連載されたコラムの
2020年分です。
映画の話が多いのですが
政権批判もちらほらとあります。
政権批判はいつごろからあるのかなと
おもって過去の「人生は五十一から」「本音を申せば」の単行本を
読み返してみたら
すでに1998年の『人生は五十一から』(文藝春秋)
では小渕元首相、
2000年の『出会いがしらのハッピーデイズ』(文藝春秋)
では森元首相を腐している。
政権批判はこの20年以上続いているのだ。
2004年ごろには小泉純一郎元首相を
「戦後最悪の首相」とまで批判している。
しかし、その後も「戦後最悪の首相」は
「戦後最悪」が何人いるのだろうか?
「最悪」を更新し続けるので
つねに「戦後最悪」が続くのだろう。
小林先生は映画には詳しいが政治については
あまり詳しくないようで、政治については
あまり語らないほうがいいのではないのだろうか。
好きで得意な分野を書くと
溌剌としていていいと思う。