記事では概要しかわからないが・・・
開成高校の中原道善先生(故人)が書いた『マスター英文法』が
金子書房(まだあったんだ)から出るというので
金子書房からは碩学・江川泰一郎氏が書いた名著『英文法解説』が
出ているので
ライバル本を出すというのは
それはいったいどういうことだろうと
思っていたら
聖文新社は去年(2020年)の7月に廃業していたのだった。
社員も高齢化していたらしい。
老舗がまた消えた。
中原先生の『マスター英文法』は
最初は吾妻書房
(うちにあったのはこの吾妻書房版である)
という出版社から出ていたが
そこがなくなって
聖文新社から出たのであった。
まさか聖文社(最初はこうだった)がなくなるとは
そして聖文新社もなくなるとは。
時代や時間の流れとはいえ
驚いた。
資料集のような数学の問題集も
出していたのだった。
地味にいい出版社だったのだ。
出版業のはかなさを感じる。
戦前は日本一の出版社だった
博文館もいまや日記の出版社である。