光と風と猫。

静かに暮すことを目指します、ブログ名は中島敦の小説から。X(旧Twitter)もやっています。

何もなかった原宿がいつから「修学旅行のメッカ」になったのかという記事。小林信彦。

bunshun.jp


  ムックの記事だそうですが

小林信彦氏が1960年代からのことを書いています。

小林先生が若い頃に失業して

大学院を受験すると偽って

池袋の学生用の下宿に潜り込んでから

ミステリ雑誌の編集にかかわって

その出版社から追い出されて

テレビの仕事をすることになり

原宿に引っ越した。

 原宿から青山や渋谷は近かったし

友人の渥美清さんのお宅も近かったようで

家賃もそこそこだったのでしょうね。


 原宿は1960年代にはこれといって

何もなかったようです。

 これは昭和一桁の生まれの方々から

良くききました。

 六本木も60年代にはまだ暗かったようです。

麻布も六本木の向こう程度の扱いでした。

道も暗くて痴漢注意の看板などあったようです。

 狸穴のほうに住んでいますというと

知らない人にはとんでもない田舎だと

思われたそうです。


 原宿でした。原宿。

原宿がにぎやかになったのは

1980年代にはいってからですね。

 渋谷中央図書館に行く用事があって

原宿行くのですが

人が多いこと多いこと。

 細い裏道を通って

図書館までいっていました。

 1980年代から先鋭的なファッション人種がやってきて

原宿や青山には人が集まってくるようになりました。

学生さんはお金がないから商売にはならないし

ツーリストもお金を落としていかないってのは

そうでしょう。

 GWに原宿行く用事があるとうんざりしました。

人が多いところは避けていました。

意外に緑が多くて静かなところが

原宿なのですが。