週刊文春に連載されていた
小林信彦先生のコラム「本音を申せば」
をまとめた最後の1冊です。
前半のⅠは著名人との出会いと別れを書いた
「奔流の中での出会い」(2018年から2019年)をまとめたもので
後半部分のⅡは2021年の「本音を申せば」をまとめたものです。
Ⅰのほうは著者が若いころから老年までに
出会った人たちのエピソードが書かれています。
1960年代からが中心です。
Ⅱは2021年は日々の愉しみを書いたものです。
1998年から2021年まで足掛け23年続いたコラムでしたが
ついに終わりました。
私はこのコラムを目当てに
週刊文春を買い続けていました。
筒井康隆氏のWEB上の日記も終わってしまって
愉しみが少なくなりました。
小林先生の作品やコラムは
これからも読み続けていくことになると
思います。