SNOWLOGの日記

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フランスの映画監督、ジャンリュック・ゴダール氏が亡くなる。

news.yahoo.co.jp


   フランスの著名な映画監督の

ジャンリュック・ゴダール氏が亡くなりました。

享年91。

長生きでしたね。

 友人のフランソワ・トリュフォー氏は80年代に

50代で亡くなっています。

 80年代だったと記憶しますが

ヌーベルバーグの特集の上映会で

ゴダール氏の「勝手にしやがれ」とトリュフォー氏の「大人は判ってくれない」

ルイ・マル氏の「死刑台のエレベーター」の三作品をみました。

 ルイ・マルのがテンポがよくて

いちばんおもしろいとおもいましたが、

ゴダール氏のもなかなかでした。

 トリュフォー氏のは記憶にない。

私にはあわなかったんでなとおもいました。

終電車」も名作の誉れが高いのですが

私は退屈しました。


 そんでゴダール氏。

一時期、アメリカのコメディアンのジュリー・ルイスを

ハリウッドへの反逆者として褒めていたことが

あります。

 これを我が国の作家の小林信彦氏は勘違いをしていると

受け止めたようで、フランスには大物コメディアンがいないので

独善的なジュリー・ルイスを褒めたりしているのだと

書いていました。

しまいにはアホなフランスの評論家とも書いていました。

いいですな。こういう小林信彦氏は好きです。


 そんでやっぱりゴダール氏。

アルファヴィル」は観たと思います。録画もあったはずです。

勝手にしやがれ」「気狂いピエロ」(いいのかな)も観たはずです。

「ウイークエンド」はテレビ放送でみました。

「パッション」「カルメンという女」は劇場で観ました。

ゴダールのマリア」(キリスト教の団体から非難されたようです。)、

ゴダールの探偵」はテレビ放映でみました。録画もあったはずです。

ゴダールの映画史」は衛星放送で見ました。


長い映画作家人生であったとおもいます。

90代まで長生きするとは思いませんでした。

縮毛とサングラスで同い年(1930年生まれ)の野坂昭如氏に

似てるなと長い間思っていました。

 ちなみに「勝手にしやがれ」の邦題は

映画会社が邦題決めるときにもめて

誰かが嫌になって「勝手にしやがれ」と放言したのを

そのまま邦題につかったそうです。


 ジャンリュック・ゴダール、享年91。

合掌。