警察官の職務と称して
伏見区の男性宅を
訪れて
現金1200万円を
だまし取っていたとして
京都府警は、詐欺の疑いで
巡査長を逮捕した。
この巡査長は交番勤務で
日常的に詐欺の被害や
手口を知る立場にあったようだ。
被害にあった70代の男性は
金融機関で高額の現金を
引き出しており、
金融機関から京都府警に
「特殊詐欺の怖れがある」
と緊急通報があった。
逮捕された巡査長は
この緊急通報を通じて
被害男性の資産状況を
知っていたと思われる。
資産状況を知って
「お金を預かっておく」といい
1200万円の現金を
だまし取っていたとの
疑いがある。
特殊詐欺被害の多発を受けて、
全国の警察は
金融機関に、被害が
疑われるような
取引については
情報提供を要請している。
今回の京都府の事件は、
市民を守るべき警察官が
特殊詐欺防止の手口を悪用して
お金をだまし取ったといういうもので
悪質である。
京都府警の捜査関係者によると
逮捕された巡査長は
FXをしており、
取引で損失が出たので
その穴埋めにだまし取った
現金を充てていた
可能性があるという。
広島県警の証拠金盗難事件や
強盗容疑で富山県内に逃亡して、
指名手配になっている
群馬県警元警部補など
警察官の不祥事が多発している。
この警部補も38歳である。
たまたまかもしれないが。
元警部補はビール券と
車を盗んで逃亡した。
盗んだ車両は
発見されたが
元警部補は行方不明である。
広島の証拠金盗難事件では
警察官が詐欺に関わっていた
という情報もあった。
粗暴犯などを除けば
警察官が、その職権によって
知り得た情報に基づく犯罪を犯して
その被害に遭うことを未然に
防ぐのは難しい。
日本人は公務員に対する
無謬性のようなものが
あるので
無条件に信じてしまう
のではないだろうか。
京都府の被害にあった70代の
男性も
警官のいうことなら
と信じてしまったのではないか。
うそつきは泥棒のはじまりだが
今回対された巡査長も
まさしく
うそつきであった。
うそつきは詐欺の始まりでも
あるのだ。
詐欺被害に遭わないためには
警察官も疑っておいた
ほうがいいという
冗談みたいな事件である。
実際におきたのだから
冗談ではないのだが。
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