ロシアの大統領プーチン氏は2012年5月7日に就任したのだが
実質2000年からプーチン氏がトップである。
首相時代の4年も実質的には最高権力者であり続けた。
ソ連・ロシア時代のトップの任期はスターリンが29年で最も長いのだが
その次はブレジネフ氏の18年であった。
プーチン氏は今年で19年目だからブレジネフ氏を抜くであろう。
ブレジネフ氏は晩年は病気で署名などはできない状態であったが
側近が手を持って「署名」したそうである。
まあロシアのトップの人気は長い人は長い。
この27年のうち18年はプーチン氏の時代である。
最低でも5年はやらないと改革はできないようである。
プーチン氏になってからロシアの経済はよくなっているようだ。
売り食い状態には変わらないのだが新しい会社も続々とできてきてる。
ロシア人はその政治的伝統からスターリンのような政治家が好きなようだ。
しかし、自由がないのはソ連時代の経験から嫌で
自分で働くよりは国のトップに生活の面倒見てもらいたいという
ロシア帝国の皇帝のような政治家が好きなようだ。
プーチン氏はその辺をよく理解してるので強いリーダーとして
あのようにふるまっているのだろう。
今日読んだ本
横手慎二『日露戦争史―20世紀最初の大国間戦争』(中公新書)
横手慎二『スターリンー非道の独裁者の実像』(中公新書)