離脱する理由を描かないのかな。
イギリスがEUから離脱するまで
あと半年である。
2年前の国民投票で、EU離脱が少しだけ
多くて、僅差であったが、離脱派が多く
離脱することになった。
もともとヨーロッパ合衆国を言いだしたのは
イギリス人である。
戦後ヨーロッパ諸国があまり戦争しないようになったのは
ECが資源の管理を一元化して加盟国の争いを避けた
からである。
イギリスは保守的なので
このような共同体にはなじまないので
ヨーロッパ合衆国をイギリス人が言いだしたのは
意外であった。
しかし、やはり僅差ではあるが、EUから出てゆきたいという
国民が多く、EUから出ていくことになった。
今もEUにとどまりたいという人たちはいそうである。
所得が低く高齢の人たちがEU離脱を支持しているようだ。
かつての大英帝国をもういちどということだろう。
ヨーロッパには危機が二つあって
ひとつは過激派のテロである。
もうひとつは経済的な危機である。
ギリシャは国がつぶれかけている。
人が自由に行き来できるので
移民の中にはテロリストかその予備軍が
混ざっているとイギリス人保守派は考えているのだろう。
命の危険があるということだ。
欧州債務危機は、とくに何もしていない国を
他の国が助けなければならないということ
が自国の意思とは関係なく決定されることが
がまんできないようだ。
離脱に関しては、キャメロン元首相は
当人は「失敗したかな~」とおもってると思う。
トランプ大統領のときみたいだ。
低所得者や高齢者の恨みは強いのだろう。
そこを読み誤った。
それはアメリカでも日本でもそうなっている。
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