光と風と猫。

静かに暮すことを目指します、ブログ名は中島敦の小説から。X(旧Twitter)もやっています。

外国人労働者受け入れ、ようやく審議入り。


五輪相は世界で有名になっているようだ。

実際有名のようだ。

既視感があるなあとおもったら、

日大の謝罪会見で時間きたので会見打ち切った方みたいである。

世界のヤマネにも似ている。

今年はこういう方々を多く見た。


ということで外国人受け入れがようやく審議入りである。

なにがなんでも衆院通過させたいようである。

安倍首相の外遊に合わせたいのだろう。

かなりタイトな審議になりそうである。無理じゃないのか。


国労働者受け入れも留学生も実はセットだ。

東京近郊の私大は留学生だらけである。

(まじめに勉強している留学生はもちろんいます。)

東京入管が、日本語学校などで学ぶため来日する留学生の

在留資格の審査をきびしくしている。

留学生の不法滞在などへの対応なのだろうが、

東南アジアなど一部の国では在留資格の交付率が激減し、

日本への留学が難しい状態になっている。


学ぶために来日しているという建前だが

働くために失踪している学生も多い。

構図はアメリカに、メキシコからくる移民と同じである。

アメリカで一日働くと、メキシコでは一週間暮らせるそうだ。

一週間はたらくと一か月暮らせるそうだ。


違法なことをする移民もいる。勝手に入国することが違法なのだが。

生活がかかっているので必死である。


日本の外国人労働者の受け入れ拡大をめざす出入国管理法改正案も

経団連が安い労働力がほしいからだけだろう。

政府ははやく新しい制度へとヴァージョンアップさせたいようだ。


野党がとうぜん反発しているが、実習生への人権侵害行為などがある。

罰則はあるのだが、改善の効果もみえない。

一日中働いても、時給は300円だったという事例もあった。

東京都の最低賃金の三分の一くらいである。

日本人ならアルバイトでももっと稼ぐ。

(もちろん地味にはたらいている外国人労働者はいる。)


法務省によると、留学生は2017年末で国内に約30万人いる。

5年前から10万人以上増えている。

さらに30万人受け入れるとさらに増える。


留学生が失踪して働いていても

すべてを取り締まるわけにはいかない。

きまりはきまりであるが、

不法滞在者頼みの中小企業もあるだろう。


政府が来年4月の導入を目指す新たな在留資格を考えているが

学ぶ建前で来日して・実は働きたい実習生にとっては、どれでも同じである。

結局ゆるくしたいのだ。


政府も企業も薄給で単純労働するならどのような実習生でもいいのだろう。


留学生は主に4月に日本の学校に「入学」するため、

4月に在留資格審査が集中する。

だから拙速になんとか4月に成立させたいのだろう。

こういってはなんだが、外国人も日本政府も本音は同じような

ものである。


新 移民時代――外国人労働者と共に生きる社会へ

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