SNOWLOGの日記

静かに地道に暮すことを目指します。X(旧Twitter)もやっています。

10年前の事件、被害者の身元が判明。

平成最後の11月も終わります。

またもあまり明るくない話題。ちょっとはいいというか事件解決へ

前進したという話題でもある。


報道によると、

10年前の2008年に滋賀県琵琶湖岸で

切断された男性の遺体が見つかったが、

滋賀県警は今日11月30日、この遺体は

野洲市の川本秀行さんという方であると判明した、と発表した。

事件から10年経過して、事件解決解決へ大きな一歩である。

川本さんの身元がわかれば、人間関係や仕事の関係で

川本さんを殺害した犯人がみつかる可能性が高いからである。


この事件は、2008年5月、近江八幡市牧町の琵琶湖岸で

足首から先がない脚が見つかった。

その後、同年6月までに東近江市大津市草津市の岸辺で頭部、

足首から下の左足、両手が見つかった。すべて同一人物の遺体であるとわかり、

絞め殺されたものとみられるという。


滋賀県警は、ご遺体の似顔絵を描いたポスターを大量に作成し、

解決に結びつく情報の提供を呼びかけていた。




被害者の身元はすぐに判明したが、

ついに事件は解決できなかった事件もある。

1994年の井の頭公園バラバラ遺体事件は、2009年に時効となった。

非常に難度が高い事件である。


被害者は井の頭公園の近所に住む建築士の男性、当時35歳である。

証言では、生きてる被害者が最後に目撃されたのは、

4月21日の午後11時半頃でJR新宿駅でである。

この35時間後の4月23日午前11時頃に

被害者のバラバラの遺体が井の頭公園内のごみ箱で発見された。

遺体は身体の三分の一くらいの部分である。

血液がなく、遺体が同じ長さ、同じ太さに

切り揃えられていたのも不可思議だった。

身元はすぐにわかったのだが、犯人らしき人物さえも

ついにわからなかった。


被害者の身辺にはまったく被害者に危害を加えようとする人物が

いなかったのである。

外泊したことがない夫が帰ってこないので

心配した被害者の妻が警察に通報したが

この奥さまも通報が早すぎるのではないかと疑われたそうだ。


被害者の交友関係、職場、付き合い、小学校から大学までの同級生も

皆調べたが、犯人らしき人物はわからなかった。

そもそも動機らしきものもわかっていない。


被害者は温和な人物でトラブルとは無縁だった。

吉祥寺駅近辺で被害者に似た男性と、男が二人争っているのを

目撃されたが、この目撃証言も確かなものではない。


被害者が電車に乗っていたのなら吉祥寺に着いたであろう時間帯に

井の頭公園付近でドーンという事故のような音を聴いた人もいるが

こちらも確かな情報ではない。


警視庁三大未解決事件は

世田谷一家殺害事件、八王子スーパー強盗殺人事件

柴又女子大生放火殺害事件であるが、

井の頭公園の事件はこの三つの事件よりも難度が高い事件である。


世田谷事件は殺害犯の血液型、年齢など特徴は判明している。

八王子の事件の犯人は強盗目的で銃の扱いになれた人物である。

柴又の事件も被害者は犯行前に不審な男に追跡されており

犯人像はわかるし、犯人の血液型とDNAはわかっている。


しかし、井の頭公園の事件は、殺害方法(そもそも死因が不明である)も不明

動機も不明、犯人像も不明である。


滋賀県の事件ははやく犯人が逮捕されて

川本さんの無念がはれることを祈るばかりである。