光と風と猫。

静かに暮すことを目指します、ブログ名は中島敦の小説から。X(旧Twitter)もやっています。

「バイトテロ」を防ぐ方法を考える。

 アルバイトの人たちが

SNS上で不適切な行為の動画をアップする

バイトテロという不適切行為があついでいます。

問題はなにか?

 問題があれば、なるべく問題を顕在化させるのがいいと思います。

いじめやセクハラやパワハラはかつては

隠ぺいされてきました。

(いじめやセクハラやパワハラレベルでなく

傷害や恐喝や脅迫や強制わいせつレベルの事案もあります。

もう犯罪なのです。)

 しかし、最近は顕在化されています。

暴力や被害を受けた人たちは声を上げ始めています。

応援する人たちも増えています。

ネットではやや暴走するという面もありますが。


 バイトテロはどうでしょうか?

バイトテロの問題はすでに不適切行為は

顕在化させらているところが問題です。


ああ、すでに顕かになっているのだあ。


 不適切な行為の動画をなぜ公にするのか?

生まれたときからネットが所与のものになっているからでしょう。

発信するのはネットであるという。

あと人手不足から管理者もバイトに注意できない。

注意するとやめられてしまう。

そうなると困るということです。

よってバイトの子らのバイトテロは繰り返し起きる。


 薄給で働かせられているバイトなのだから

不満から不法行為をするのだという論者もいますが、

それと不適切行為は分けて考えるほうがいいでしょう。

名のある大企業の正社員や自営業者でも

不適切な行為をするものはいます。

いい大人であってもそうです。


 SNSはソーシャル・ネットワーキング・サービスですが

ある意味コミュニケーションを遮断している部分があります。

自分たちだけのグループに発信しているつもりなのでしょう。

こういう行為をする人たちは自分たちの仲間は大好きですね。

しかし、見ているのは全世界の人たちです。

全世界でみられているという意識があれば

不適切な動画は相対化されて淘汰されて

いくはずです。

日本ではそうはなっていない。

そういう想像力が不足していると思います。


 ちょっとバイトテロ対策からそれますが、

若い人が想像力が働かないのは

大人とのコミュニケーションが不足しているからだと

わたしは思います。

日本人の創造性や生産性が落ち込んでいるのは

好奇心の不足もあると思います。

それはやはり大人との良質なコミュニケーションが

不足しているからだと思います。


 想像力は善い面も悪い面もありますが、

バイトテロを起こす人たちにが、

想像力が働かないという前提に立つのなら、

不適切行為を防止するには、

 こういうことをやっては倫理的にダメであるという

性善説では有効ではなく、不適切行為の後でリアルに

自分や自分の家族が不利益を被る損得や

問題が露見した場合の法的処遇や

他の人たちによる発見やメディアによる報道によって

自身の生活環境の劇的変化が起きる可能性があるという

性悪説をもって教えた方が有効であると思います。


 いかなる理由があっても、SNS上で不適切な行為をしたら、

その被害の規模によっては、

損害賠償を請求される可能性がある、

未成年なら家族にも類が及ぶかもしれないのだと

教えた方がバイトテロは防止できると思います。


最後までよんでいただいてありがとうございます。