光と風と猫。

静かに暮すことを目指します、ブログ名は中島敦の小説から。X(旧Twitter)もやっています。

病気にかかりにくい血液型があるのか?

 





 能見正比古氏によって血液型性格診断は

「普及」しています。

 A型は堅実で思いやりがある、

O型はおおざっぱでおおらか

B型はマイペース、AB型は落ち着いて合理的

などなど、

 血液型の4つ型でそこまでわかるのかと思いますが、

 こんな風にパチンと4つのタイプに割ってしまったので

わかりやすくなった

というのが本当のところではないでしょうか?


 個人的には

A型で強欲で思いやりのかけらもない人も知ってますし、

O型で緻密で合理的な人もいますし、

B型で堅実な人も知っています。

AB型でも冷静じゃなくて合理的行動を

とらない人も知っています。


 現在のところ血液型と性格には

科学的根拠はないようです。

 血液型と言えば、日本では性格診断や

占いのイメージが強いですね。

星座との組み合わせもあって

複雑化しています。

なんで星座と組み合わせるのかは

謎です。


 さらに姓名占いもあります。

わたしの知人に「黒澤明」「吉田茂」「小林旭

という姓名の人がいますが、

 映画監督にも政治家にも

歌手・俳優にもなっていません。


 医学的には血液型よりも血圧型の

ほうが重要な気がします。

高血圧の家系というのはあります。


 海外の医療機関では、血液型によってかかりやすい病気が

変わるという相関関係が最新研究に

よって明らかにされているようです。


 日本人は血液型性格分類が好きですが、

すでに大規模調査によって、

血液型と性格には相関関係はないことは

科学的に証明されています。


 日本人の血液型は、

多い順にA型が38%、O型が31%、

B型が22%、AB型9%の割合で

分布しています。

 こういう構成なので、

日本人の7割を占める多数派の

A型とO型を批判するような

血液型性格診断の本は売れないですね。

 批判されるのはB型かAB型で

AB型は少数派なので、

もっぱら批判されるのはB型ということになります。

 血液型がB型であることとB型の人の

性格の関係にはまったく根拠はないです。

 ただ、そう思い込んでいるだけですね。

迷信を信じるようなものです。


( 昭和41年(1966年)生まれの

 日本人は少ないです。

 この年は丙午だからです。

 迷信の力はすごいですね。)


 著名な方でも血液型性格診断を

信じている方がいます。

 A型、B型、O型、AB型の4タイプで

血液型を分類する方法は、

「ABO式血液型」と呼ばれています。


 生物や生物学勉強していると

面白いところがあります。

免疫のところは面白いですね。


 血液型と病気との関係を理解するうえで重要なのは、

それぞれの血液型が、血漿中に異なる抗体を持つことですね。

 抗体は、ウイルスや細菌などの異物を体内から

追い出すはたらきを持っています。


 研究中であるので断定はできないようですが、

それぞれの血液型が異なる抗体を持っていることが、

病気の発症リスクと関わっているので

はないかと考えられています。

 血液型によってかかりやすい病気と

されている研究結果は、

A型は胃がんリスクは、

最も低いO型と比較して約1.2倍高く、

B型膵臓がんリスクが、

最も低いO型と比較して約1.7倍高く、
 
AB型は脳卒中リスクが、

最も低いO型と比較して1.8倍高く

O型は胃潰瘍リスクが、

最も低いA型と比較して1.15倍高い

という研究結果があるようです。

これだけ見ると

4つのタイプの中で「最も低い」が

多いであろうO型が「最も」

病気にかかりにくいのか?と思いますね。

O型の人は胃の病気に気をつければいいのかな?


 そういえばO型は健康で元気な人が

多いような気がします。

「気がします」です。これは思い込みですね。

 

 病気になるかならないかに

抗体は関係しているようなので

血液型はそれなりに気にしたほうが

いいとは思いますが、

 病気になるか否かは、生活習慣のほうが

重要のようです。

 病気のリスクを正しく理解して、

不摂生など生活習慣を改める方が

病気予防になるようです。



最後まで読んでいただいてありがとうございます。



B型の品格 本音を申せば

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夢の木坂分岐点

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