吉野彰氏が受賞した。
リチウムイオン電池の開発が受賞理由である。
京都大学工学部卒。
2010年の鈴木章氏以来の
ノーベル化学賞の受賞である。
科学の基礎研究の成果であろう。
教育や研究は蓄積が重要である。
それがないと続かない。
これから
蓄積していけるかは
わからない。
経済的に余裕のない時代になって
きている。
経済的要請のないものは
弾かれていくからである。
今の日本の業績は
数十年、数百年単位の
結果である。
これから基礎研究に
どれだけ時間やお金がかけられるかが
大事なのだが、
予算も時間もカットされてきて
いるのではないか。
科学と経済には大いに発展していいという
(その負の側面はあまり議論されない)
無謬性はあるのだが、
逆に失敗が許されないという点もある。
平成の大失敗の結果が
平成大不況で
そのつけをはらっているのが
現況(ロスジェネの救済など)
である。
はやめはやめの行動が望まれる。