またも暗い話題でご容赦いただきたいです。
元農水次官が自分の子供を殺害した事件の裁判。
東京地裁では懲役6年の判決だったんですけど
東京高裁では正当防衛で無罪を主張しています。
しかし、すべてを否定するのは難しいと思います。
正当防衛はなかなか認められない。
過剰防衛でさえもなかなか認められないですね。
こういう事例ではないと
認められないです。
急迫不正の侵害について最低限度の防衛ですから。
この事件の被告人の犯行は
被害者から暴力を受けていたことと
少し前に引きこもりだった人が
川崎で殺人事件を起こしてしまったことが
きっかけになったようです。
子を持つ親なら考える人もいるでしょう。
息子さんは進学校に進学して
いじめにあって引きこもりになって
ゲームに興じていたようです。
親御さんは心配していたのでしょう。
元農水次官という身分から
外聞もあるのでしょう。
被告人の妹はメディアのインタビューにこたえて
お兄さんをかばっていました。
ただし犯行の結果は重大ですね。