さて梅雨に向かっていて
鬱陶しい季節ですが
こんな時は
自宅で読書です。
小林信彦氏の最新刊
『決定版 日本の喜劇人』を読みました。
旧版を書き直したものですが
記述が変わっています。
内容は旧『日本の喜劇人』+『喜劇人に花束を』ですね。
『喜劇人に花束を』の内容は
小林先生は伊東さんが最後の喜劇人と
思っているらしいです。
小林先生の喜劇人とは
映画や舞台の代表作品があるひとというものです。
あります。
最初の章は古川ロッパから始まっています。
高度成長期後、80年代の漫才ブームの後のことについては
志村けんさんのことが
付け加えて書いてあります。
小林信彦先生は
たけしさんとは仲違いしたのと
さんまさんは桂文枝さんを巡る騒動で
小林先生とは仲が良くないようです。
このお二人については
さらっと書き流している印象を受けます。
志村さんについては
好意的に書いています。
うちには『日本の喜劇人』が5冊あります。
単行本が4冊と文庫本が1冊です。
定本の版は9000円くらいしました。
まあ好きなの作家なので
改訂されるたびには買って読んでいますね。
週刊文春に連載した「本音を申せば」の
<奔流の中での出会い>の部分は
まだ単行本化されていません。
はやく単行本化されてほしいですね。
- 作者:小林 信彦
- 発売日: 2021/05/20
- メディア: 単行本