光と風と猫。

静かに暮すことを目指します、ブログ名は中島敦の小説から。X(旧Twitter)もやっています。

笑福亭仁鶴が亡くなった。 八代目松鶴は誰に?

  笑福亭仁鶴師が亡くなってしまった。

享年84。

 師匠の6代目が60代でなくなっているので

師匠よりは長生きされたわけだ。

 上方落語には詳しくない。

小林信彦風にいえば

米朝と六代目松鶴を聴いていれば

よかったと思っていた。

 (実は三代目春団治師も聴きにいったことはあります)

関東の人間だからしかたがない。

以下は間違ったことを書くかもしれないが

そこはご容赦いただきたい。

東日本の落語ファンのたわごととおもってほしい。


 仁鶴師はうまい落語家さんだった。

技量、人望とも笑福亭一門の総帥に

ふさわしかった。
  
 六代目松鶴は七代目松鶴は仁鶴にと遺言したようだ。

しかし、仁鶴はこれを固辞して

弟弟子の松葉に七代目松鶴を継がせようとした。

この件で他の弟弟子とも確執があったという。

仁鶴師からすれば松葉さんは大人しく

自分に逆らわないのが気に入ったらしい。

しかし、他の弟子も強力に反対するのもなんだと

七代目は松葉さんに決まったようだ。

 しかししかし、松葉さんは癌で急死する。

七代目は松葉さんに追贈された。

松鶴の名前は中に浮いたままになっている。

 (止め名になっているかもしれません)

誰が八代目松鶴をつぐのか?

 つぐにはまず著名でないといけないだろうし

落語の腕がないといけないだろうし

京都大阪神戸あたりの出身でないといけないだろうし

というのはある。

鶴瓶師辺りが継ぐのだろうか?


 江戸東京落語では

三遊亭圓生止め名になっている。

桂文楽林家正蔵桂三木助はそれぞれ継いだ人がいる。

談志は高田文夫氏が継ぐとか。

(冗談みたい)

名人上手とはいいがたいが。


 はたして八代目松鶴を生きてる間に

見ることはできるのだろうか?