一昨年亡くなった
米国のSF作家の
日本では知名度がいまいちですが
本国では有名な作家です。
ローカス賞の常連でした。
といってもしらない人は知らないでしょう。
SF小説の読者なら
しっています。
SFの歴史的には
ニューウェ―ブSFの作家なのですが
P.K.ディック(ニューウェイブには分類されないと思いますが)
やJ.G.バラードのように
カルト的な人気があると
いう作家ではないのです。
ニューウェーブ運動は
(『暗い光年』は新装版出てるのかな)
が
主導したのですが
イギリスの作家の作品よりも
アメリカのニューウエーブの作品のほうが
わかりやすいとおもいます。
通俗的な部分があるのです。
エリスンの他には
エリスンは
早川書房のハヤカワ文庫SFから
作品集が出ているようです。
ハヤカワ文庫SFは漫画を
表紙絵に使うようになってから
あまり買わなくなりましたね。
1934年生まれ
2018年に死去。
84歳。
長生きのようです。
1934年生まれは
日本なら昭和9年生まれになります。
昭和9年生まれのSF作家といえば
筒井康隆氏ですね。
氏も1960年代には
ニューウェーブといえば
そうでした。
エリスンの作品で有名なのは
でしょう。
殺伐としたエピソードから入る
この小品は名作です。
最後に収録されている作品も
「少年と犬」という
有名な作品です。
わたしは
この短編集をうちにあった
ハヤカワ・SF・シリーズで
読みました。
ハヤカワ・SF・シリーズは
ポケット・ミステリと違って
具象的な表紙絵がよかったですね。
解説は伊藤典夫、
30代で大家のようだった
エリスンのな経歴を
ややくさしながらもほめています。
伊藤典夫さんも天才的翻訳家です。
アメリカにあって日本にはない職業は?
という有名な問いに、
日本では
前者はカウンセラーがいて
後者は作家や翻訳家が
やっています。
有名なアンソロジストでもありました。
その話は
また後で。
最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
世界の中心で愛を叫んだけもの (ハヤカワ文庫 SF エ 4-1)
- 作者: ハーラン・エリスン,浅倉久志,伊藤典夫
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