今回は前回の続編
イギリスで起きた事件の
模倣の事件で
連続殺人事件がおきる。
杉下右京に
南井から連絡が入る
自分が
関与している
ことを匂わせる。
品川で警官が殺され
拳銃が奪われたと
考えられる事件が
起きた。
ロンドンで起きた事件の
模倣と思われたが
ロンドンの事件は
犯罪者のみが殺され
それ以外は殺されなかった。
だんだん例外が起きてくる。
これは犯人の意図であろうか?
挑戦だろうか?
つぎに池袋で
傘をもった女性が殺された。
この女性もまた
犯罪には関係ないようである。
この事件で
特命の二人は
防犯カメラから
女性といっしょにいた
外国人を調べる。
女性と不倫関係であった。
につかわない傘は
この外国人の女性に
対するプレゼントだったのだった。
女性はホテルで怪しい男に
みつめられていたという。
外国人はそのことを
知らない。
時空がコロコロ変わる。
時空をいじるのは
いいのかな?
明確にわかるのでまだいいか。
南井本人が動き出す。
宿泊していたホテルから出て行った。
特命は南井が連続殺人事件を
起こしていると
確信しているようだが
はたしてそうなのだろうか?
ルパン対ホームズみたいになって
いるが
これは伏線だろうか?
右京は冠城に
特命係を辞めてほしいという。
今回の事件は
ロンドンの逆五芒星の事件と
酷似しているというのである。
冠城は犠牲になりそうだというのである。
冠城は歴代相棒のなかで
体力知力判断力で
唯一右京に伍することの
できる相棒である。
(個人的希望だが
女性の相棒もみてみたい
気もする)
亀山や神戸や甲斐では
こうはいかなだろう。
右京は今回の事件は
自分のことを南井が
ねらっていると思い込んでいるか
そう思い込ませることにしているのか?
南井から冠城に連絡が入る。
やはり右京 VS 南井になるのか?
しかししかしではあるが
それでは
あまりにわかりが良すぎるのではないか?
まだなにか一ひねりが
まだあるのではないだろうか?
ここまで半分である。
結構詰め込んで持たせている。
前後編ではなく
前中後編にしてもよかったのではないか?
冠城は南井に会う。
南井はあろうとこか今回の事件を
調べているという。
犯人は別にいるのか?
冠城は南井に襲われてしまう。
冠城を制圧するのは難しいと
思ったが
あっさり制圧されてしまった。
事件はますます混迷する。
南井はロンドンの事件を
プレイバックをしているのか?
再度いうが
それではあまりにわかりが良すぎる。
右京と南井は
対面する
位置で南井を特定
した。
ロンドンの事件から位置を
推測している。
どうやら南井が犯人のようだ。
ロンドンでの南井のかつての相棒は
犯人を取り逃がして
心をやみ自殺した。
ロンドンでの事件の
犯人はロイロットというらしい。
これはホームズの『まだらの紐』に
出てくるロイロット博士だろう。
南井は
現実と妄想が区別がつかなくなった
ようである。
病んでいるのである。
しかし、こういう自分だけの正義を
信じる人物に扱うのはやっかいだ。
いわばリンチを加えていたのである。
有能な刑事が自ら犯罪に手を染める
ことはある。
有能な医師が犯罪に手を染める
ことはある。
それが『まだらの紐』の
ロイロット医師である。
今回の南井は
それになぞらえられているのでらう。
責任能力の問題はあるでしょう。
被害者の数と
五芒星ということで
19C末の切り裂きジャック事件からも
インスパイアされているであろう。
今回は善悪の彼岸という
サブタイトルがきいてくる
作品である。
ネタばれは避けたい
最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。