ラジオ番組で話しています。
久米氏のこの番組は今月で終わるようです。
田中氏は番組内で安部晋三総理を腐していますが
話は及んでいます。
岸信介といえば
1960年の日米安保。
条約は1960年6月18日に自動成立。
まあ当時の騒動はすごかったようです。
作家の小林信彦氏は自身の雑誌編集者の時代を
小説『夢の砦』で描いています。
この時代の設定を
1961年からにしています。
実は物語の始まりは1959年からなのですが、
安保騒動を描きたくない(物語の中心ではない)ので
物語の始まりを1961年にしたようです。
A級戦犯がいるとよくいっていますが
ことでしょう。
のうち三スケ
この三人は遠縁でした。
起訴はされていません。
7人のA級戦犯処刑された日に釈放されました。
ではなぜ起訴されていないのかというと
それは裏取引があったからと
真紀子さんはおっしゃる。
その裏取引については何かはわからない。
なぜ起訴されなかったのかというと
東條内閣の倒閣運動をしたのが
大きいのではないでしょうか。
開戦のときはサインしていますが。
東條内閣で降格させられて
それでキレて倒閣運動をしたのかもしれません。
結果として命は助かったのですから
それはよかったのかもしれません。
巣鴨プリズンから釈放されて
ヒゲぼうぼうで弟の佐藤栄作氏のところに
いって刺身をいっぱい食べたそうです。
しかし獄中に出された刺身よりは
美味しくはなかったようです。
岸信介は戦後は国会議員になって
首相にまで上り詰めました。
岸信介は
尊皇家であったが社会主義への理解もあって
原理原則はない政治家で
現実的な政治家でした。
悪く言えば節操はない機会主義者で
よくいえば変化自在な柔軟な考えをもっていた
政治家といえます。
昭和の妖怪というあだ名は
どちらかというと褒めているとおもいます。
切れ者という意味合いがあります。
- 作者:原 彬久
- 発売日: 1995/01/20
- メディア: 新書