平成の初期に、女友達が上北沢に住んでいて
「中曽根(康弘)の家をみにいってるから、みにいかないか」といわれ
モノ好きの私は、彼女と一緒に見にいったことがある。
立派なお宅だった。黒塗りの車に乗った人が
中曽根邸から出てきたので、彼女は警護の人に
「今のは中曽根さんですか?」と聞いていた。
警護の人は「そうです。」といっていた。
さて、今回火災で燃えた故田中角栄氏の邸宅だが
娘さんの田中真紀子さんはがっかりしているようである。
長年このお宅で暮らしていたのだから
当たり前だろう。
豪勢な調度品などなく、昔ながらの普通のお宅らしい。
現実主義者の田中角栄氏らしいのだ。
昨年で死後30年経っていまだに賛否両論のお方である。
知り合いの共産党員(仲は良くない)も
「保守政治家でも田中角栄だけは一目置く」といっていた。
日本に危機があると
田中角栄だったらどう対応しただろうか
といわれるのは田中角栄氏くらいだろう。
当時の政治に関する貴重な書類も燃えてしまったのでは
ないだろうか?
それをおもうと残念である。