SNOWLOGの日記

静かに地道に暮すことを目指します。X(旧Twitter)もやっています。

大型連休中に読む本を考える。

  長年の読書で、最近、眼が悪くなってきていて

文庫本でしか出ていない本には手が伸びない。

多少高くとも単行本を買って読んでいる。

 さて、GW中に読む本のことだが

毎度のことなのだが、小林信彦氏のバラエティブックと

喜劇人評論を読むことにした。

 書名は

『東京のロビンソン・クルーソー

『東京のドン・キホーテ

『われわれはなぜ映画館にいるのか』

『エルヴィスが死んだ 小林信彦のバンド・ワゴン』

『決定版 日本の喜劇人』

『決定版 世界の喜劇人』

である。

 あとは中原弓彦時代に編集長を務めた

雑誌の『ヒッチコック・マガジン 日本版』

を読もうかと思う。4年分と他の編集者が編集したのが

4冊ある。


 晶文社から出ていた単行本は

『われわれはなぜ映画館にいるのか』を除いて

文庫化されていない。

 晶文社は海外文学から撤退したらしいが、かつては

海外文学の良書を訳していた。

撤退は残念であるが、市場からはじかれているのでは

しかたがない。


 2000年代になって、文学は売れないとダメみたいに

なってしまった。

 小林信彦氏は元は純文学の小説家を目指していた。

しかし、サブカルチャー創始者や神様みたいな

あつかいになっている。

 純文学のほうがいろいろ書くのが楽のようなきがするが

平成にはいってから、そうなっていないのは(個人的な興味とは別に)

氏にとっては残念である。

 いまのところ最後の小説作品は

『つなわたり』という純文学作品である。