SNOWLOGの日記

静かに地道に暮すことを目指します。X(旧Twitter)もやっています。

2019年ドラマ『相棒 season17 元日SP』と映画『誘拐』(1997年)

  休日なのでもう一つ記事を。

 元日に放送されたテレビ朝日の刑事ドラマ

『相棒 season17 元日スペシャル 』

についてです。


 今のドラマは人情噺とチャンバラと勧善懲悪です。

刑事ドラマ、推理ドラマの『相棒』『科捜研の女』は

ミステリ風人情噺ですね。

『ドクターX』『リーガルV』『下町ロケット』は

チャンバラ・勧善懲悪です。

他のドラマはこれらのエピゴーネンです。

変わり者の主人公が周りを振り回しながら

ほろっとさせたり、大団円になるというはなしです。


 しかし、意外なドラマが評価高いこともある。

義母と娘のブルース』は女性に高評価ですね。

アートや小説・ドラマについては

女性のほうがみる目があるとおもっています。

小説家や漫画家でも女性作家のほうがすぐれていると

思います。

 現代では、先端や前衛や優れたものを

発見するのは女性のほうが速い。

人気の俳優さんが出演しているからという要素もありますが。


 さて元日の『相棒SP』ですが、

視聴率はよかったようです。

 見応えはありましたが、いろいろ詰め込みすぎて

全体にとっ散らかった印象があります。

 みていない人のためにいわゆるネタバレは

避けますが、

社美彌子は出てくる必要があったのだろうか?

フリーの編集者はだれの指示で殺害されたのか

などわかりにくいところもありました。

 キーパーソンとなると思われた宝塚出身の女優さんの役は

あまり出番がなかったです。

あまり出ないから大物感があるともいえますが。

神戸警部補は出てきた方がいいと思いますが

ああいう役はいいのかな。

 チームの三人目がほとんどいない状態であったから

しかたがない。


  ドラマの主題は、権力犯罪の追及と誘拐事件です。

どこかでこのようなドラマをみたことがあったなと

思い出したのは、1997年の映画『誘拐』です。

 同じように、主題は権力犯罪の追及と誘拐事件です。

公人と私企業の幹部という違いはありますが、

誘拐が起きて、誘拐された人と関係がある

権力者が犯人の支持にしたがって、最後は金をもって

あちこち移動させられて動かされるのも似ています。

途中で捜査側であろう人が

病気で倒れるのも似ています。

 被害者と加害者の関係、捜査協力者が実は

そうではなかったなど類似する点はある。

似ているところもありますが、細部には違うところも多いです。


  今回の元日SPは映画『誘拐』(1997年)とは関係ない

オリジナルなのでしょう。

 読者の皆様は映画『誘拐』(1997年)

を見ていただきたいです。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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