「エクソシスト」「フレンチ・コネクション」の
映画監督のウイリアム・フリードキン監督が亡くなった。
なんといっても「フレンチ・コネクション」の監督であると思う。
1971年の「フレンチ・コネクション」は
リアルな感じでよかった。
それまでの米国の警察官にはない
うすぎたなく乱暴な刑事がリアルだったのである。
1971年は「ダーティ・ハリー」の第一作の年でもあるのだが
ジーン・ハックマン演じるエネルギッシュな刑事のリアリティには
かなわなかっただろう。
フリードキン監督はテレビ出身なので
自分の思想や主張は特になくて
魅せる映画監督だった。
この映画はアカデミー作品賞を受賞している。
作品賞は作品そのものに価値がある作品が多いので
作品賞受賞作品は名作が多い。
最後にフリードキン監督の作品をみたのは
「グルージング」だったと思う。
そのころはちょっとスランプと言われていた。
いずれにしても
「エクソシスト」「フレンチ・コネクション」の二作品だけで
映画史上に残るだろう。
これらの作品はそれぞれ二作目もあるがそれほど面白くなかった。
ウイリアム・フリードキン、87歳没、合掌。