SNOWLOGの日記

静かに地道に暮すことを目指します。X(旧Twitter)もやっています。

今日は冬至、梶井基次郎「冬の日」を読む。

  みなさま寒い中いかがお過ごしでしょうか?

今日は冬至です。

私は毎年冬至のころになると

梶井基次郎の「冬の日」という短編小説を

読みます。

 暗い内容です、肺結核の主人公があちこち

彷徨して歩くという話です。

表現が上手くて読ませる小説です。

 梶井の親友の中谷孝雄は

「冬の蠅」と比べて、

この小説を評価していないようですが

私は好きな小説です。

 梶井は東京時代には目黒と麻布に住んでいたので

なじみのある地名が出てくるのも好きな要因です。

 青空文庫でも読めると思います。

完結していない作品ですが、最後のほうは

主人公がどこかへ行くところで終わっています。

書きかけの部分は全集にも収録されていませんし

青空文庫にも収録されていません。

この未収録の部分を読んだことがあります。

ちなみに梶井の別の作品の「交尾」も未完の

作品です。

最後の亀の部分が収録されていないですね。

 寒い時に暗い話を読むのもいいかもしれません。

寒いところの話ではないですし。

www.aozora.gr.jp