なにか合意に至ったかというと
それは、
と
行方不明者の捜索と米朝関係の正常化
の4項目である。
日本にとって重要な点は拉致問題については
文書に明記されていない点と
「朝鮮半島の非核化」であって
「北朝鮮の非核化」ではないということだ。
韓国が非核化しなければ北朝鮮も非核化しないのではないか?
また、「完全かつ検証可能で不可逆的な核廃棄」は明記されなかった。
しかも「非核化には日韓がその費用を負担する」
ということである。
日韓が費用だしても非核化しないで、米朝関係は正常化して
という可能性もある。
そうなると軍事で経済的に発展している日本や韓国を侵略・併合する
可能性がなくはない。
これはかつてどこかでみたような光景である。
東方へ侵略をしたのだが、フランスとイギリスは
西に来なければチェコはやってもいいと認めた。
人と領土を手にいれると、これ以上領土の野心はもっていないと
いったので、イギリスとフランスはまあいいだろうと安心した。
ナチスは最初からだますつもりで、英仏の外交の下手さに乗じて
ポーランドへ侵攻した。
こんかいの会談はこの時の宥和政策と外交下手を踏襲しているかのようだ。
日本の立場は微妙である。
なぜ朝鮮戦争の交戦国、当事者でもないのに
北朝鮮の非核化に費用を出さねばならないのか?
北朝鮮のまいどおなじみ「金よこせ運動」のやらずぶったくりではないのか。
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