SNOWLOGの日記

静かに地道に暮すことを目指します。X(旧Twitter)もやっています。

高速増殖炉もんじゅの使用済み燃料取り出し。





 ナトリウムって危ないですよね。

扱いが難しいですね。

東野圭吾のミステリでナトリウムを

使ったトリックがありましたね。

ドラマでは、別のもっと危ないのに

かえられていましたが。

 1995年末に福井県敦賀市

「高速増殖原型炉のもんじゅ」で

ナトリウム漏れ火災事故がありまして、

事故の経緯から対応ふくめて隠ぺいが問題となりました。

ビデオの日付も変えられていました。

放射性物質の漏れはなかったようです。

それでも危ない。

 2010年に再度運転を開始しましたが事故が続き、

2016年に廃炉が決定しました。

事故の復旧の担当者が自殺するという

悲劇もありました。

廃炉が決まった2016年までで

8か月ちょっとしか稼働していないです。


 報道によりますと

 文部科学省は1月21日、

福井県敦賀市の「高速増殖原型炉もんじゅ」の

使用済み核燃料取り出し作業について、

今月中に計100体の燃料取り出しを

完了するとした計画を達成できなくなった

と明らかにしました。

 これまでに取り出したのは80体。

2022年度までに計530体を取り出す

全体の工程に影響はないとしています。

  (本当にできるのでしょうか?)

今月28日までに年度内の取り出し作業を終え、

29日から本格化する定期検査に備える。

 日本原子力研究開発機構が2018年12月に、

2018年中としていた完了時期を

2019年1月中に延期したが、

その後も機器の不具合などによる作業の中断が続いていました。

 文部科学省の「もんじゅ」廃止措置対策監が本日

福井県を訪れ、この対策監は、

「今月末までに取り出せるのは最大で8体で、

計91体にとどまると」説明しました。

福井県の安全環境部長は、「工程を守れず遺憾である。

月末から本格的に始まる定期検査で不具合に対して

十分な対策を行ってほしい。」と求めたそうです。

 その後、文部科学省の対策監と面会した敦賀市長は

「予期せぬ不具合も想定した上で、

工程や体制を再度見直す必要がある。」と指摘しました。

 当初計画では100体の燃料取り出しに半年を要し、

作業の開始予定は2018年7月の予定でした。

しかし、計画は後ろ倒しになりました。

開始前に不備が見つかったことなどから作業は

8月末に開始しました。

その後もトラブルは続きました。


 実用ではないのに、えらくお金がかかります。

廃炉にするまで時間もかかるでしょう。

 ナトリウムは反応性に富むというか不安定な物質で

扱いが難しいのです。


最後まで読んでいただきありがとうございます。


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