SNOWLOGの日記

静かに地道に暮すことを目指します。X(旧Twitter)もやっています。

地価は上がる、相続法は変わる。



 来年、相続法が改正される。

国税庁は7月1日、

相続税を計算する際の

基準となる「路線価」を発表しました。

 全国平均は4年連続の上昇となった。

国税庁が発表した「路線価」の全国平均は、

 去年に比べて1.3%プラスとなり、

バブル崩壊後初めて4年連続で上昇した。

 県庁所在地別では、5つの都市で

20%以上の高い上昇率となった。

 最高額となったのは34年連続で

東京・銀座の鳩居堂前で、

1㎡あたりで4560万円となった。

鳩居堂、山野楽器、銀座・和光の

土地は高い。

 地方では地価が上がらないところもあり

二極化が進んでいる。


 相続法の改正で

配偶者居住権が

創設される。

配偶者は

被相続人

残した住居に住み続ける

ことができる。


 例えば、夫に先立たれた妻が

自宅に住み続けるという

ことになる。

 いっけん、なんだそんなの

当たり前ではないかと

おもわれるが、

「居住権」である。

 所有権ではないので

居住権では

売り買いはできない

が、評価額を低く抑えることが

できるということになる。

 評価額の影響を受けるのは

所有者である。

所有権は絶対である。



 さて銀座・鳩居堂

鳩居堂は老舗である。

何を販売しているのか

知らない人もいる。

 書画用品と香を販売している。

ブランドである。

渋谷や新宿にも支店がある。

 気にいってる人は

鳩居堂に書画用品を買いに

行くだろう。

 店員さんもさすがに

品がある。

 銀座鳩居堂の地価は

1992年には

1㎡が3650万円だった。

今はもっと高い。


 1980年代地価が高騰して

地上げ屋が横行した。

 23区の土地の値段で

アメリカ合衆国の全土分の

土地が買えるという

異様な高騰であった

ようだ。

 2億円で都内に

家が買えれば「安い」という

時代であったそうだ。

 その高い時期に家を買って

今、毎月のローンの払いで苦労している方を

知っている。

 支払いが終われば資産であるが、

相続したらさせたら

相続税がすごいだろう。


 老舗の鳩居堂を相続して

悲劇もあった。

 1986年に東芝のエンジニアの

熊谷道一氏は、

先代が亡くなって

急きょ鳩居堂を相続したが、

相続税の払いに悩みに悩んで

ついに都内某所の高所から

飛び降り自殺をして

亡くなった。

45歳であった。


 熊谷さんが自殺した場所は

その後自殺者が続いて

「自殺の名所」となってしまった。


 人が自殺で亡くなるのは

悲しいことであったが、

その場所にお住まいの方から

聞いた話では、

もともとそこに

住んでいる人にとっては

いい迷惑だったそうである。


 よそから来た人が

飛び降り自殺をしたので、

高層階の手すり部分から

飛び降りられないように

鉄格子のようなものを取り付けて

改修されたというのである。

 まるで牢屋の中にいるみたいだ

とぼやいていた。

 
 財産があるのも困ることがある。

地主さんと話すことがあるが、

税金はいちばん悩むらしい。


 10年前の2009年5月に

殺害された板橋の大地主の

殺害犯もまだ逮捕されていない。

ご自宅も放火されてしまった。


 ご自宅から最寄り駅までが

この地主さんの土地で

 他人の土地を歩かないで

駅まで行けたそうであった。

犯人ははやく捕まってほしい。


 1983年の練馬一家5人殺害事件なども

不動産関係の事件であった。

 (この事件については

 被害者のほうにも

 落ち度はあったとは

 おもうが。)

被告には死刑判決が出た。


 不動産は大金が動くので

怖いなと思うことがある。




最後まで読んでいただいて

ありがとうございます。