SNOWLOGの日記

静かに地道に暮すことを目指します。X(旧Twitter)もやっています。

小林信彦『決定版 世界の喜劇人』を読む。

  作家の小林信彦先生の新刊がでました。

この本の系統の本は私は5冊持っていまして

それは、

『喜劇の王様たち』(校倉書房

『笑殺の美学』(大光社)

『世界の喜劇人』(晶文社

『世界の喜劇人』(新潮文庫

『決定版 世界の喜劇人』(新潮社)

です。

『決定版』は改訂版なのですが

『決定版 日本の喜劇人』ほどは

改訂も大幅には変わっていません。

 90年代以降は小林先生は

小説執筆でいそがしくなって

海外の喜劇人を追うことが

できなくなったのではないでしょうか?

 まあそれでも

『世界の喜劇人』の決定版が読めるのはありがたいです。

新潮文庫のものからはずいぶんと時間がたっていますから。

品切れ・絶版で入手が難しかったファンもいたでしょう。

 小林先生は今年の12月で、92歳になります。

そろそろ終活されていても不思議ではないお歳です。

 2021年の週刊文春の連載終了もそうなのではないでしょうか。

商人の息子なので契約を守れなくなるのは

いやなので、連載を抱えたままなくなる亡くなるのは

本意ではないので、終了することにしたのではないでしょうか?

 『決定版 世界の喜劇人』は繰り返し読みたいです。