SNOWLOGの日記

静かに地道に暮すことを目指します。X(旧Twitter)もやっています。

読書・本

作家・小林信彦の薦める終戦前後を知るための5冊の本。

https://snowlog.site/entry/2019/08/17/%E7%B5%82%E6%88%A6%E5%89%8D%E5%BE%8C%E3%82%92%E7%9F%A5%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%EF%BC%95%E5%86%8A%E3%81%AE%E6%9C%AC%E3%80%82 昨日は終戦記念日でした。終戦前後を知るための5冊の本5種類の本とし…

作家・松本清張没後30年

news.yahoo.co.jp 寒いと精神的によくはないですが暑いのもだれますな。去年の9月頃は夏バテで落ち込んでいたと思います。 さて、作家・松本清張が亡くなってから今月4日で30年経ちました。 連載を抱えたまま亡くなりました。生涯現役であったということで作…

めずらしいことに新潮の記事が間違っている。

news.yahoo.co.jp この記事で山上徹也容疑者が山下徹也容疑者になっている。 出版界のライバルといえば文春に新潮である。 文春の文章はすぐにわかる。対する新潮の文章もすぐにわかる。 新潮は文藝出版社のせいか文章にはこだわる。文春にくらべて文学的で…

古今東西の「SF」を語りませんか?というお題で記事を書く。

たまにはお題で記事を書きましょうか。 実はSF小説に凝っていた時期がありまして50年代や60年代の英米のSFを読んでいました。 早川書房がハヤカワSFシリーズという叢書を出していました。 これを古書で買って主に英米のSF小説を読んでいましたね。銀色の背表…

神保町の三省堂書店本店が一時閉店。

https://www.asahi.com/articles/ASQ5671YRQ52ULEI00F.html お茶の水駅のお茶の水橋口から降りて明治大学の方に向かって坂を下りてゆくとその坂の下にあるのが三省堂書店神田本店です。 東京一の新刊書店ですね。東京一ということは日本一かもしれません。 …

漫画家 藤子不二雄Aさんが死去。

news.yahoo.co.jp 漫画家の藤子不二雄Aさんが川崎市内のご自宅で亡くなったようです。今のところ死因は不明。敷地内で倒れていたようです。 藤子不二雄A先生といえば少年向けの作品だけではなく大人向けやブラックな作風の作品も多いです。私はなんといって…

『映画論叢』59を読む。小林信彦と森卓也。

『映画論叢』の59号が話題になっている。映画好きな人以外は読まない雑誌だと思う。いきなり雑誌のしょっぱなの4ページから森卓也氏の記事「或る作家の横顔 尾張の幇間」が作家の小林信彦氏への批判というかほぼ罵倒である。「悪口」とは森氏本人が書いてい…

再再再再掲、平成の30冊。

snowlog.site 他の方のブログを読んでいて知りましたが今年でプラトン社できてから100年経ったようです。「苦楽」を出していた出版社でした。けっこう新しい出版社だったのですな。明治時代にできたのかとおもっていました。 ということで平成の30冊。まだま…

作家の西村京太郎さんが亡くなる、91歳。

news.yahoo.co.jp ミステリ作家の西村京太郎氏が亡くなりました。享年91なので長生きされました。 西村氏は十津川警部シリーズでしられます。トラベルミステリが得意だった。 故松本清張の作品を読んでこれなら自分にも書けるとおもって作品を書き始めたそう…

昨年のブログを振り返れ、令和4年2月第③弾、2022年2月11日。

坂口安吾の未発表原稿が発見される。 - SNOWLOGの日記 急逝した西村賢太の記事がアクセス多かったのに驚きました。 無頼派といえば坂口安吾。西村賢太が生前坪内祐三と無頼派(というより生活破綻者)について対談していたがけっこういるいる無頼派作…

芥川賞作家の西村賢太氏死去。

news.yahoo.co.jp 2011年に芥川賞を受賞した西村賢太氏が亡くなりました。54歳と若い。 タクシー乗車中に意識がなくなったというので救急搬送されたようですが血管の病気でしょうか?虚血性心不全か? そういえば亡くなって今年で20年のナンシー関も最後はそ…

「ブックオフ」の創業者坂本孝氏亡くなる。

news.yahoo.co.jp かつての勢いはなくなっていますがブックオフは便利なのでときどきいっていました。 ブックオフもロケーションによって特徴があるのか秋葉原はゲームや漫画が多くて小説や学術書は五反田の店が多くて洋書は白金の店舗に多かった。 五反田の…

石原慎太郎氏が死去、89歳。

news.yahoo.co.jp 東京都知事や運輸大臣を務めた作家でもある石原慎太郎氏が亡くなった。 89歳である。弟の俳優・石原裕次郎氏が52歳で亡くなっているので弟よりも37年も長生きである。 慎太郎氏は昭和7年生まれだが昭和7年生まれには強烈な人が多い。 石原…

小林信彦著『日本橋に生まれて 本音を申せば』を読む。

週刊文春に連載されていた小林信彦先生のコラム「本音を申せば」をまとめた最後の1冊です。 前半のⅠは著名人との出会いと別れを書いた「奔流の中での出会い」(2018年から2019年)をまとめたもので後半部分のⅡは2021年の「本音を申せば」をまとめたものです…

昨年のブログを振り返れ、令和4年1月第②弾、古きを温めて新しきを知る。

昨年のブログを振りかえれ、正月第①弾、2020年1月18日。 - SNOWLOGの日記 昨年のブログを振り返れシリーズ。昨年は歴史の本の記事をアップしていました。最近も本は読み続けているのですがレーニンの本でも読み返してみようかと考えて書庫で岩波文庫…

文壇風刺小説『大いなる助走』を読む。

作家・筒井康隆氏の痛快な作品が『大いなる助走』である。2000年代に新装版が出ていた。 私は単行本で読んだ記憶がある。全集に収録されたのも読んだことがある。文庫本も買って読んだことがある。 三~四回ほど読んでいると思う。あらすじは地方の文芸同人…

昨年のブログを振り返れ、令和3年12月第②弾。宇野浩二もマイナーな作家になったのか?

snowlog.hatenablog.com 評論家の宅八郎氏の死去が伝えられてから1年経ちましたが宅氏も忘れられていくのでしょう。 SNSをつらつらとみていたら「宇野浩二というマイナーな作家の作品を読んでいる」というツイートをみて驚きました。 今年で宇野浩二の没後60…

今週のお題「読書、していますか?」でブログを書く。

今週のお題「読書の秋」 遅くなりましたが日曜日まではまだ今週です。 秋になると読書するというよりもだいたいいつも読書しています。まあ純文学か法律の本や政治の本を主に読んでいます。 昔読んだ本をまた読み返していたりしますね。 2009年になくなった…

辞書から消えることば。

matomame.jp 三省堂国語辞典が改定するようで消える言葉があるようです。 「ペレストロイカ」は消えるみたいです。80年代前半ですかねこのことばが出てきたのは。「グラスチノフ」も消えるのかな? 「BBS」や「パソコン通信」「地味婚」「コギャル」も消える…

阿佐ヶ谷文士について。

ogikubo-bunshi.a.la9.jp 井伏鱒二の盗作問題を調べていたら阿佐ヶ谷文士について興味をもったので一寸書こうと思った。 阿佐ヶ谷文士がいたところは現在の杉並区である。 私は杉並区には地縁も血縁もない。書源という深夜0時まで営業していた書店があったこ…

今週のお題「煮ても焼いても」でブログを書く。

井伏鱒二や太宰治から派生して阿佐ヶ谷文士について書こうとおもったが今週のお題が目についた。 人の言うことだけ聞いてるのはらくといえばこれだけ楽なものはないかもしれません。 今週のお題は「煮ても焼いても」。クリについて書こうにもあまり意味はな…

太宰治と井伏鱒二。読んでいて憂鬱になった。

このサイトogikubo-bunshi.a.la9.jp 作家の太宰治についてその最晩年を詳しく書いているのだったが読んでいて落ち込みました。 戦後の動乱の時代のことと言えひさびさに落ち込んだ。 盗作について興味をもって調べ物をしたら井伏鱒二の盗作のことについて書…

昨年のブログを振りかえれ、令和3年9月第②弾、2021年9月6日。

snowlog.hatenablog.com うちの近所の100歳のおばあさんはお元気で矍鑠としています。一応杖をついていますがご自分で歩いています。 昨年、阿川佐和子さんがお母さんを看取った記事を投稿しましたが再掲します。 阿川さんのお父さんは阿川弘之氏で第三の新…

神保町の三省堂書店が営業終了に

news.yahoo.co.jp 衝撃で言葉もありません。なんで三省堂がという感じです。今日の昼には倒産した書店や出版社の話をしていたのです。まさか三省堂書店が営業終了するとは。 新宿の紀伊国屋は大丈夫でしょうか?暑い夜に本をみにいった六本木の青山ブックセ…

筒井康隆「笑犬楼大通り 偽文士日碌」が本当に終わってしまった。

shokenro.jp 本当に終わってしまいました。残念ですが仕方がないです。 筒井康隆先生もお忙しいのでしょう。また、お年でもあるのでしょう。今までお疲れ様といいたいです。 週刊文春の小林信彦先生の連載は終わるは筒井先生の日記は終わるはで愉しみが減っ…

昨年のブログを振りかえれ、令和3年8月第④弾、2021年8月22日。

snowlog.hatenablog.com SFとミステリの二足のわらじの作家はいますがその代表的な作家が「ファンタジーの職人」フレドリック・ブラウン。本国アメリカやイギリスでは忘れられてしまっている作家のようです。 この「死にいたる火星人の扉」という作品はユニ…

フランシス・スコット・フィッツジェラルドを読む。

ありがたいことに私の薦めた小説を読んだとブログに書いたブロガーさんがいらっしゃる。 フィッツジェラルドは長編は大体読んでいる。 というか長編は全部読んでるかな。『楽園のこちら側』『美しく呪われた人たち』は最近出版されたのを読んだし、角川文庫…

再掲、終戦前後を知るための5冊の本。

snowlog.hatenablog.com 大雨で大変な地域もありますが終戦記念日です。 6月で週刊文春の連載を終了した作家・小林信彦先生がおすすめする終戦前後を知るための本5冊です。 徳川夢声の日記も1冊にカウントしています。わたしはこの日記を著名な方が所蔵し…

『週刊文春 8月12・19日夏の特大号』を読む。小林信彦インタビュー。

暑い中みなさまいかがおすごしでしょうか? 西日本からまた天気悪くなってくるようです。さて東京のお盆(というか東日本は)は7月なのですが全国的には8月になっています。合わせているのでしょう。お盆のたのしみもあります。 ということで週刊文春最新号…

筒井康隆氏、Web日記を辞めるのか? 愉しみが減っていく。

shokenro.jp 小林信彦氏の週刊文春の連載が終わってがっかりしていたのだが筒井康隆氏の日記笑犬楼大通り偽文士日碌も終わりそうである。 長年読んできた作家の連載が終わっていっている。 愉しみがなくなっていく。さびしいものである。 筒井康隆氏の作品は…